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2019/08/06

身近な地域と戦争のつながりを学ぶ総合学習

Tweet ThisSend to Facebook | by 村上

 塩尻市立丘中学校(長野県)では、昨年塩尻市立図書館の協力を得て、地域の戦争に関する調べ学習を行い、その様子が、地域の新聞に取り上げられました。学校図書館が授業を支援するだけでなく、その授業を公共図書館が支援することで、中学生が自分たちの地域とのつながりを実感できたこの授業はまさにこれからの地域連携のお手本と感じました。そこで、授業を行った当時市立丘中学校教諭だった宮澤有希先生と学校司書の塩原智佐子さんと、塩尻市立図書館司書青山志織さんに、授業の様子に関する記事と事例を提供いただきました。(尚、この実践は信濃教育会 第22回「教育研究論文・教育実践賞」特選に選ばれています。)

 



1.学校連携事業について
 塩尻市では平成25年4月から市立図書館と学校図書館の連携を積極的に行っている。資質向上のための学校職員向けの講座や、アドバイザーによる読書推進の実施の他、4名の企画・学校担当職員が数校ずつ担当校を持ち、資料の提供やレファレンス、情報交換を行うなど市立図書館と学校図書館をつなぐ窓口となっている。
 
2.丘中学校・塩尻市立図書館の連携と、調べ学習の流れについて

 【6月上旬】
 発端…学習を行った学級の生徒たちは、毎年広島にどうしておりづるが集まるかを知らなかった。そこで戦争を他人事でなく、自分事としてとらえて考えることができるように、総合的な学習の時間で「身近な地域から学ぶ 戦争とは 平和とは」というテーマで学習することが決まる。  
 
  指導案を含む授業の様子は実践事例A0348を参照ください。

 地域連携で市立図書館に協力を依頼 

【6月中旬】
 総合的な学習の時間の授業で、おりづるの意味を知ってもらうために『おりづるの旅;さだこの祈りをのせて』(うみのしほ作 狩野富貴子絵 PHP研究所 2002)の読み聞かせを学校司書がする。

 学校司書の塩原さんと担任(総合的な学習の時間 担当)の宮澤先生と初めての打ち合わせを行う。宮澤先生からは、地域と戦争について理解する学習の一環として調べ学習を行いたい、決められたことを調べるのではなく、自分たちで個々に郷土の戦争についての疑問や課題を見つけ解決する学習にしたいと提案があった。

 この学習における学校司書と市立図書館の役割分担を決める。
  学校司書(担任)…生徒が何を調べるかテーマを考える調べ学習のワークを行う。
  市立図書館…テーマの具体化。市立図書館でレファレンスを受けた時の調査・回答のプロセスを説明しながら、資料の調べ方や引用の仕方、情報の整理の仕方を伝え、まとめる。

 【6月下旬】
 学校司書が「地域と戦争」に関する授業とワークを行う。(その様子を市立図書館司書が見学)
→ 班ごとに与えられたテーマについて付箋に関連すると思うキーワードを貼っていき話し合いながら整理・分類する形式。50以上のキーワードがでる。


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