今月の学校図書館


2019/02/06

東京学芸大学附属小金井小学校

Tweet ThisSend to Facebook | by 松岡(主担)
 本校の図書館には、「なでしこ図書館」という名称があります。なでしこは本校の校章のデザインであり、本校がめざす子ども像でもあります。しかし、なでしこ図書館を象徴するデザインはありませんでした。
 図書委員会は、本の好きな子どもたちが集まったアットホームな委員会です。仕事もよくやってくれます。低学年の子の貸し出しの補助をしてくれたり、読み聞かせをしてくれたりしています。季節ごとのイベントにも積極的で、本や物語をモチーフにした音読劇や人形劇を児童集会で披露したり、「本のスタンプラリー」や「なでしこ図書館・本屋大賞」といった活動を通して、全校児童に向けて読書の楽しさを伝えていこうとしています。











昼休みに絵本の読み聞かせをする図書委員

休み時間は図書委員が本の貸し出し・返却を交代で行います。

 あるとき、そんな図書委員会の子どもたちの仕事ぶりをふとのぞいてみると、図書館のどこに図書委員がいるのかよく分からないということに気付きました。全校児童が制服を着ているので、見分けが付かないのです。ということは、図書館を訪れる子どもたちにとってもそうではないか?そんなきっかけから、図書委員会の子どもたちの仕事ぶりをアピールし、来館する児童にも分かるように図書委員会の作業着(エプロン)を作成することにしました。
 しかし、既製品のエプロンを用意するだけでは味気ないでしょう。図書委員会の子どもたちが喜びをもって仕事に取り組むことができるように、図書委員会のキャラクターやデザインを募集し、コンテストを行い、決定しました。キャラクターの名前も「ぶっくろう」と決まりました。そして、図書ボランティアの保護者の方にエプロンに刺繍とアップリケを作成していただきました。とてもかわいい、そして図書館にぴったりのキャラクターでありニックネームです。
 子どもたちと保護者と教師のそれぞれの思いと協力で、「ぶっくろう」は誕生しました。


(東京学芸大学附属小金井小学校 司書教諭 齊藤和貴)

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