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お知らせ
〜お知らせ〜
当サイトは、現在今年度末のリニューアルに向けて作業をしています。そのため、2月の記事の更新は、お休みをさせていただきます。サイトは今まで通り閲覧できます。
「
令和5年度
文科省事業報告会 みんなで使おう!学校図書館Vol.15」の
録画配信の準備が整いました。視聴を希望する方は、
ココ
からお申し込みください。尚、報告会を視聴されましたら、
アンケート
にご協力ください。
なお、当日のQ&Aにいただきました質問の回答は、
活かそう司書のまなび
に掲載しました。
2023年3月28日(木)午後2:00~4:00まで、東京学芸大学附属世田谷中学校図書館に於いて、現職研セミナーを開催します。青山学院大学准教授 庭井史絵氏の講演と、ワークショップを開催します。詳細および、申し込みは
こちら
からどうぞ。(13時からは自由見学、16時からは交流の時間とします。)
令和4年度
文科省事業報告会「みんなで使おう!学校図書館 Vol14」→
録画視聴申し込みフォーム
2020年11月5日に、「学校図書館の検索のイマ!Part2」に参加しました。現在録画配信→
こちら
。
「学校図書館の検索のイマ!Part1」→
こちら
当日の
プレゼン資料
新着案内
「今月の学校図書館」は
東京学芸大学附属小金井小学校
です。
「授業と学校図書館」は、新潟県立三条高等学校の押木和子先生に
「学校図書館を活用した授業(国語科として)」
を執筆いただきました。「学習活動と学校図書館・司書の役割」というタイトルで学校司書の小阪幸江さんにも執筆いただいています。
授業実践事例:教科別目次
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授業に役立つ学校図書館活用データベース
>> コンテンツ詳細
管理番号
A0151
校種
高校
教科・領域等
総合
単元
2学年のためのサーティーワンブック作戦
対象学年
高2
活用・支援の種類
資料に関する情報提供・ブックリストチェック・レポート用紙チェック
図書館とのかかわり(レファレンスを含む)
新書初心者である生徒たちにふさわしいレーベルや、本の紹介を司書からしてほしい。
授業のねらい・協働にあたっての確認事項
2学年の2学期に外部講師による小論文ガイダンスを行い、新書を読むように勧められたが、進んで読む生徒はなかなかいない。そこで1人一冊買わせて、レポートを書かせてしまうことにした。購入する本については、各分野の入門書として優れているちくまプリマー新書に統一し、31冊のリストの中から生徒が希望進路に合わせて選択して注文できるようにした。司書の先生とは、選書について入念に打ち合わせ、生徒が読んで「ためになる」と思える本を選ぶよう心がけた。また、レポート用紙についても生徒が書きやすく、担当者も見やすく、後に生徒の役にも立つ形式をということで、相談して作成した。
提示資料
なかでも、生徒に好評だった新書3冊を提示。
『初めて学ぶ生命倫理「いのち」は誰が決めるの』小林亜津子 ちくまプリマー新書 2011初版
看護・医療系の生徒に勧めた。将来医療従事者になった時、考えなければならない問題について書かれており、小論文を書くにあたって役に立った生徒が多かった。 生徒の紹介文より「『いのち』には必ず『始まり』と『終わり』があり、その間のごく限られた時間を私たちは必ず『死』に向かって生きている。その限られた時間の中で起こるさまざまな問題に自問自答し、『正しさの探求』をする本。『生命倫理学』は難しいが、これまで聞いたことのない問題について知れ、あらためていのちは何より大事なもので、それを守らなければならないと感じられる。」
『からだ上手 こころ上手』齋藤孝 ちくまプリマー新書 2011初版
福祉・教育・保育・看護系など、コミュニケーション能力を高める必要のある生徒に勧めた。読みやすく分かりやすくためになると生徒の評判が良かった。 生徒の紹介文より「この本では『対人体温』の高い人を目指そう!ということを紹介しています。『対人体温』の高い人=コミュニケーション能力の高い人という意味です。とてもためになりますよ。」
『ちゃんと話すための敬語の本』橋本治 ちくまプリマー新書 2005初版
就職希望者や日本語学系に進学したい生徒に勧めた。「敬語の使い方」を知ろうとして選んだ生徒が多かったが、「敬語」について考える本である。 生徒の紹介文「この本は敬語の使い方を教える本ではなく、敬語とは何かを考える本です。たとえを使って説明していて分かりやすいです。使い方を考えるきっかけにもなると思います。ぜひ、読んでみてください。」
参考資料(含HP)
参考資料リンク
http://
ブックリスト
サーティワンブック作戦リスト.xls
キーワード1
新書
キーワード2
読書
キーワード3
レポート
授業計画・指導案等
サーティーワンブック作戦資料.pdf
児童・生徒の作品
授業者
成田亜矢子
授業者コメント
・発表方式を当初の予定とは少し変え、無記名の紹介文(担当者がワープロで打ち直して、本別に並べたもの)を配布したり、廊下に直筆の紹介文をコピーして掲示したりしたところ、他の本にも興味を持って図書館に借りに来る生徒がちらほら出た。友人同士で本を交換したり、読まないまでも友人が何を読んだかについては気にする生徒もいたりして、新書の存在をアピールできた。
・新書を「知ってる! 持ってる! 読んだことある!」というのが、生徒たちの自信になることがわかった。
・この後、進路関係の本や、レポート用に本を勧める時に、岩波新書あたりを勧めても嫌がらずにさっと借りていくようになり、新書に対するハードルが下がった。
・次にどういう本を読んだらよいかとか、「こういう本が読みたい」という具体的な要望を持って図書館に本を探しにくる人が増えて大変良かった。
・レポート用紙を章ごとにまとめる形式にしたため、調べ物をする時にも必要な章だけ読んだり、利用したりして良いということを説明しなくても分かってくれるようになった。
・この後、このシートを「読書―読んで書くワークシート」という名前にし、紹介文の欄をキャッチコピーに変えて、小論文指導などで全職員に利用してもらえるようにした。
・このレポート用紙は、進学先から与えられる課題にも応用でき、図書館で生徒からレポート作成の相談があった時、このレポート用紙を渡して対応できるようにした。慣れた生徒は用紙を渡さなくても、自分でノートにまとめられるようになった。
・次年度の「国語表現Ⅱ」の講座では図書館を使って3学期に「卒業研究レポート」を書かせたが、レポートの体裁が、新書の体裁と同じということで、この作戦が役に立った。
司書・司書教諭コメント
毎年、進路指導が本格的になる前に、図書館から「新書を読もう!」と呼びかけていたが、なかなか浸透しなかった。今回の実践では、まず本気で読ませようと思ったら、買わせてでも手に取らせなければならないということがわかった。
次に、そもそも「本の読み方」を知らない生徒が多いということがわかり、驚いた。これは司書としては、勉強不足だったと思う。 更に、ワークシートを書かせることが、読み方を学んだり内容を理解したりする上で効果的であることがわかった。ワークシートのお陰で新書に対する抵抗感が克服できたのか、進路対策で新書をすすめてもすんなり借りていく生徒が増えた。
現在も、進路対策で本を探しに来る生徒には、本と一緒にワークシートを手渡している。(学校司書・竹腰史佳)
情報提供校
長野県大町北高校
事例作成日
2013年6月5日 授業2012年1月17日
事例作成者名
成田亜矢子
記入者:
村上
カウンタ
2010年9月14日より
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