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光村図書HP
「図書館へ行こう!」
に、文筆家・猪谷千香さんが、当サイトを取り上げてくださいました。
文科省事業報告集
「みんなで使おう!学校図書館Vol.9」
が学芸大学リポジトリで読めるようになりました。
2016年11月、
Library of the year 2016 優秀賞・オーディエンス賞
を受賞しました! 2017年11月も、図書館総合展には、ポスターセッション部門で参加しました。
私たちのキーワードは「ひらく」「つなぐ」「そだてる」です。
新着案内
2018.4.10
「
今月の学校図書館」は、
にしみたか学園三鷹市立井口小
学校
です。
2018.4.10 「授業と学校図書館」の記事を更新しました。
「実技教科こそ学校図書館を活用できる!
」です。
2018.2.21
A0064 東京純心女中学校
音楽事例のワークシートを2017年度バージョンに差し替えました。
2017.12.17
小学校・中学校・高等学校の教科別目次
がそれぞれ見られるようになりました。
当サイトの使いかた
「先生のための授業に役立つ学校図書館活用データベース」の使いかた動画です。
こちらのページ
でご覧ください。
事例検索
授業に役立つ学校図書館活用データベース
>> コンテンツ詳細
管理番号
A0305
校種
高校
教科・領域等
社会
単元
世界史案内 ビブリオバトル
対象学年
高2
活用・支援の種類
資料支援
図書館とのかかわり(レファレンスを含む)
世界史に関する本を1冊読み、書評を書くという課題を出した。それを発展させたかたちでビブリオバトルを行う。生徒の選書の際の支援をお願いしたい。
授業のねらい・協働にあたっての確認事項
2年世界史A 5クラス全員(203枚)の書評にもとづき、3学期にビブリオバトルを行います。ビブリオバトルは読みたい本を投票で選びますが、書評では批判的な部分も述べており、感覚ではなく選んだ根拠を文章で述べるよう評価シートをもとに生徒が選びました。これまではクラス全員の書評を同じ本や似たテーマの本を並べるようにして1冊にまとめて配っていました。同じ本の書評(『スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質』)でも様々あり、同じ本を他の生徒がどう読んだか知ることで生徒は視野を広げることができます。また、自分の紹介した本のページ近くには、興味をもちやすい関連する本が載っているので、さらに読むことができました。
提示資料
「そうだったのか!アメリカ」池上彰 2009 集英社
チャンプ本とした理由 生徒より
私もアメリカに関する本を読んだので、アメリカという国全体を見た史観に興味がわきました。アメリカによる被害も恩恵もある中、歴史を見つめ直す事で、アメリカとの付き合い方を考える事が大切だと思いました。
「最強の世界史」八幡和朗 2017 育鵬社
チャンプ本とした理由 生徒より
どのような観点から世界史を描いていて、具体的に印象に残った箇所はどのような内容かを説明していたので興味がわいた。日本は世界の様々な出来事の影響を受けているということに納得した。
「魔女狩り 西欧の三つの近代化」黒川正剛 2014 講談社
チャンプ本とした理由 生徒より
本の題名からはタイトルにあるように魔女を狩る事かと思っていたが、実際の内容は対立する二つの考えについて、一方が一方の勢力の力を落とす内容に深く関連していて興味深かった。現代社会と結びつけても面白いと思う。
参考資料(含HP)
参考資料リンク
http://
ブックリスト
2018世界史ビブリオバトル(高2 社会 2018 ) 2011.xls.xlsx
キーワード1
世界史
キーワード2
ビブリオバトル
キーワード3
書評
授業計画・指導案等
ビブリオプリント(図書提出用).docx
授業者
濱田伴子
授業者コメント
目的
課題図書ではなく、自分で本を探すことで情報収集する。衣食住など日常生活からみる世界史、水中考古学など地球環境からみる世界史など多様な視点から歴史を理解する。感想文ではなく書評なので、内容紹介及び根拠を含め評価を簡潔に述べることから、論理的思考力・文章による表現力を高める。小論文や歴史の論述の基礎も育てる。本を紹介しあうことでクラスメートが読んだ本から視野を広げる。書評をもとにビブリオバトルを行うことで、興味がない人にも興味を持たせ説得する経験をする。他の生徒の発表を通して、発表について学び合う。ただし、挙手ではなく短い文章で理由をのべた上で選ぶことで、簡潔に理由を述べることと客観的に評価する力を伸ばす。考査でも文章で表す問題を通して、同様の力を育成することでイベントには終わらせない。
歴史的思考力を働かせ、多角的視点をもち、自ら課題を設定し解決する力を日々の基礎をしっかり身につける授業や思考力を問う考査と連動して伸ばすことを目的とする。
生徒の様子
英語の長文問題を読んで興味を持ったテーマを新書で読んでみたという生徒は他教科・科目との教科横断的学習の面白さを伝えた。おすすめの本だけでなく、著者の根拠となる資料の取り扱いから、インターネットでの情報収集で陥りやすい点を述べた生徒もいた。同じ本を読んだ生徒の視点の違いから、話し合って視野を広げた生徒もいた。パワーポイントなどの資料がないため、言葉だけで行ったことがない、みたこともないものを表現するための工夫により、聞いている生徒が時空をこえた旅をしている感覚になった発表もあった。
今後の視点
数年継続すれば、本校の生徒によるおすすめ図書・ブックレットができ、授業の進行に応じて、生徒が自主的に本を読むことができる。年度当初は問題文の文意が読みとれず教科の力以前のところで評価せざるを得ない答案もみられたが、読解力や簡潔に文章で伝える力は伸びつつある。情報収集・分析力、読解力、論理的思考力を通して、歴史だけでなく、生涯を通じて自ら学ぶ力につながっていくよう学校・生徒に応じた工夫をしていく。
司書・司書教諭コメント
1学期から世界史関連の本の貸し出しが目立つようになりました。歴史は全集のようなものは動きますが、個々のテーマを掘り下げた本は歴史に興味を持つ生徒にしか読まれません。今回のビブリオバトルを取り入れた授業で生徒の世界史への関心が広がり、特に新書の良さが理解できたように思います。授業と連動する事で生徒の読書の深まりが得られた事例となりました。
情報提供校
東京学芸大学附属高等学校
事例作成日
2018/4/1
事例作成者名
岡田和美(司書)
| 記入者:
岡田(主担)
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カウンタ
2010年9月14日より
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