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■はじめに
■感情はどうやってできたの?
■感情ってどういうもの?
■感情っていくつあるの?
■感情のない生き物?
■ロボットは感情を持てるの?
■最後に
制作 上山祐子,柴田真季子,十川佳彦,高田郁子
■はじめに
みんなで、今からしばらくの間、「感情」について考えてみましょう。
まず、みんなが「毎日していること」って何かな?
「息をしている」「顔を洗っている」「歩いている」・・・。
そうだね。みんな毎日しているね。
でも、こういう体の動き以外には、何かあるかな?
例えば、「友達と楽しく笑ったり」「怒ってケンカをしたり」・・・。
この「楽しく」とか「怒って」という心の動きのことを「感情」と呼びます。
みんな何となく「感情」のイメージは持ってるね。
けど、その「感情」っていうのは、どこから生まれるのか?とか
「感情」ってどういうものだ?とか
「感情」ってどのくらいの数があるんだろうか?とか
ロボットには「感情」があるんだろうか?とか
いろいろな疑問があると思います。
では、まず初めに「感情はどうやってできたのか」を考えてみましょう。
■感情はどうやってできたの?
人間や動物は生きていかなければなりません。みんな生きたいよね?
生きていくためには、多くの敵から自分の身を守らなければなりません。
例えば、シマウマが生き抜くためには、敵であるライオンから身を守らなきゃダメだね。
このように、身を守ろうとするために「感情」があります。
では、なぜ身を守るために「感情」が必要なんだろう?
さっきのシマウマの例で考えてみましょう。
ライオンが近づいて来たら、シマウマは襲われるのが「怖い」と思います。
このようにシマウマに「怖い」という「感情」が生まれて、
「怖い」から生きるために「逃げよう」という行動をすることができます。
もし、このような「感情」がなければ、シマウマはライオンに襲われて、生きていけなくなるんだね。だから、生きるために「感情」があるんだね。
■感情ってどういうもの?
難しく言うと、「感情」っていうのは、
自分と、自分の外の世界から受ける刺激との関係から生まれる心の動きのこと、なんだね。
と言っても全然わからないよね。
簡単に説明してみるね。
例えば、「明日から夏休みだよ。」と言われて、
「うれしい」と思う人もいれば、「悲しい」と思う人もいるんだね。
夏休みだから遊べる!と思う子は「うれしい」と思うだろうね。
けど、夏休みだから友達に会えないや。と思う子は「悲しい」と思うだろうね。
このように、「明日から夏休みだよ。」っていう刺激に対して、
人によって、「うれしい」とも「悲しい」とも、いろいろな感情が生まれるんだね。
「感情」ってふしぎだね。
■感情っていくつあるの?
「感情」は人の心の状態を表すものなので、細かくわけるとたくさーんあります。
では、赤ちゃんの「感情」を考えてみましょう。
赤ちゃんの「感情」は6つから8つあると言われているんだよ。
それは、「怒り」「恐れ」「嫌悪」「喜び」「悲しみ」「驚き」といったものです。
赤ちゃんには「ねたみ」という「感情」はないんだよ。
その「ねたみ」という「感情」は成長していく中で、生まれてくるものなんだね。
■感情のない生き物?
生き物にはいろいろな「感情」があることがわかったかな?
でも、世の中には「感情がないのでは!?」と考えられる生き物もいます。
ここでは、「あるダニの行動」を紹介しましょう。
このダニは木の枝にしがみついていて、その下を犬やキツネが通るのを待っています。
枝の下を犬やキツネが通ると、そのにおいを感じとり、その動物に向かって落ちていきます。
けど、もし犬やキツネがずっと通らなかったら・・・
そのダニは枝から動かずに、ひたすらその枝で動物が来るのを待ちつづけているんだよ。
このダニには「感情」があると思う??
このダニは、動物が来たら落ちるという一定の行動しか持っていないね。
これは、外からの刺激に対して、常に同じ行動しかしないことになるね。
これって「感情」はないのじゃないかな?
■ロボットは感情を持てるの?
ロボットに「感情」はあるかな?どう思う?
では、ロボットの「感情」について考えてみましょう。
ここで扱うロボットは、AIBOです。みんなAIBOって知ってるかな?
持ってるっていう人がいるかな?
最新のAIBOには6つの感情がプログラムされています。
その6つとは、「喜び」「悲しみ」「怒り」「驚き」「恐怖」「嫌悪」
といったものです。
例えば、AIBOを叩いてみると、「怒る」という表現をするようにプログラムされています。
AIBOをなでてみると、「喜ぶ」という表現をするようにプログラムされています。
これは、さっきのダニと同じようにある刺激に対して、一定の行動しかとれないんだね。
技術の進歩によって、ロボットに「感情のようなもの」を作ってはいるけど、
ある刺激に対して、一定の行動しかとれないというのは、「感情」ではないんだね。
■最後に
このように考えていると、あるでき事に、「怒ったり」「泣いたり」いろいろな「感情」を表せる、
「人間」って素敵なものだと思いませんか?
みなさんが毎日感じる「感情」は、誰にも決められたものではなくて、
体の中からわき起こるものなんだね。
そういうものを大切にしていけたらいいなぁと思います。
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