平成20年12月12日


原則と妥協


 どうも日本人というのは、これは日本の教育の欠陥なんだけど、物事を考える時に、物事の原則っていうことをちっとも考えないんだ。 ・・・・国際的に見るのには、そういうふうに物事を考えることが一番大切だと思うんだ。・・・妥協は妥協でいいよ。だけども、ほんとの妥協ということは、原則がハッキリしている所に妥協と言うことが出て来るんでね。日本人のは妥協じゃないんだ。単なる頬かぶりですよ。(白洲次郎「プリンシプルのない日本」新潮文庫、平成18年、260-261p/295pp)

以上