校長より

東京学芸大学附属竹早中学校

東京学芸大学附属竹早中学校  
校長 藤本 光一郎(東京学芸大学教授)

校長からの挨拶

 4月より着任しました藤本光一郎と申します。よろしくお願いいたします。

 本校は、1947年(昭和22年)の新学制実施にともなって、東京第一師範学校女子部附属中学校、東京第二師範学校女子部附属中学校として、それぞれ竹早、追分の地に創立しました。その後1954年(昭和29年)に両者が統合され、1960年(昭和35年)に東京学芸大学附属竹早中学校と改称されて今日に至っています。昨年創立70周年を迎え、今年の4月には73期の新入生144名が元気に入学いたしました。

 本校は、「将来の国際社会を担っていくこどもたちが、真理と正義を愛し、平和で文化的な社会を形成できるよう、個人の尊厳を重んじ、個性豊かで自主的精神に充ちた人間の育成をめざしている。」という教育精神のもと、「自ら求め、考え、表現し、実践できる生徒を育てる。」「他人の立場や意志を尊重できる、視野の広い生徒を育てる。」「心身ともに明るくたくましい生徒を育てる。」の三つを教育目標に掲げています。

 このようなリベラルな校風の中で、二つの附属小学校および一般の小学校から進学した多様な生徒たちはのびのびと中学校生活を過ごしています。
 本校の伝統は、生徒たちの創造力による学校文化の創造です。生徒の「創造力」を培う学びの場として、授業においては知識を教えるだけではなく、生徒自身による気づきや発見を促すことに重点が置かれています。こうした日常の学びを「研究」につなげていく取り組みも本校の特色の一つです。生徒達は自分の興味に応じてテーマを選んで一年近くかけて自由研究(1・2年生)、卒業研究(3年生)として主体的に研究し、秋の文化研究発表会で発表します。発表会は毎年盛況で全国レベルのコンクールなどで入選する発表も多くあります。
 次に「学校文化創造」という点では、校則として提示されるものがとても少ないことが特徴的です。これは教師が生徒に信頼をおいているということ、そしてそのことに生徒もよく応えてくれるということです。これを具現化したものとして、三大行事とされる校外学習(5月)、運動会(9~10月)、文化研究発表会(10~11月)を中心とした学校行事があります。それらは生徒主体となって運営されており、学年やクラスの垣根を越えた貴重な学びの場となっています。
部活動については、本校では文武両道を志向しています。都大会に出場するなど活躍する運動部もあるほか、10あまりの多彩な文化部が活動しています。
 このような竹早での中学校生活全体の中で、子どもたちは、自ら学びを深める力、課題を解決する力、他者を尊重する姿勢、幅広い視野などを獲得していくのです。

 さて、本校は以上のような中等普通教育に加え、教員養成を目的とする国立大学の附属学校として二つの役割を担っています。
 第一は教育実習校としての役割で、毎年9月から10月を中心に本校においてたくさんの大学生が教員になるための実習をしています。
 第二は教育の理論と実践に関する研究・実証を行う役割です。本校の教員は教育実践者・研究者としても活躍し、学会や本校で開催される公開研究会などでその成果を発表しています。学校としての研究としては、同じ敷地内にある附属幼稚園、小学校との連携で子どもたちの主体性を育む教育を行うことに長年取り組んでおり、その成果は「子どもが輝く-幼小中連携の教育が教えてくれたこと―」と題する書籍として昨年出版されました。関心のある方はぜひ手にとっていただければと思います。
そして近年は、本校の特色でもあり、教育分野でも大きなテーマである多様性(ダイバーシティ)の研究にも取り組んでいます。

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 創立70周年記念の冊子「2017育み培い」には、最初に申し上げた本校の教育精神や教育目標が、同窓会や教育後援会「創竹会」の協力もいただきながら、学校創立以来脈々と息づいている様が記されています。本校の培ってきた伝統や教育実践研究はこれからの社会にとってますます重要になってくる中で、校長として本校の持つよい点をさらに伸ばすことができるよう努めてまいりたいと思います。

平成31年度 附属竹早中学校 学校経営計画について

入学式にあたって

平成31年4月10日に入学式を行いました。
新たな学校生活に期待と不安の入り交じる中、144名の入学生を迎えることができました。

卒業証書授与式にあたって

平成30年3月15日に本校第70回卒業証書授与式を行いました。
159名の卒業生を無事送ることができました。保護者の皆様、関係諸兄諸姉に心より感謝いたします。

平成30年度 自己評価と学校関係者評価について

自己評価

学校関係者評価



教育目標


校風


教育と研究


大学との連携研究