昭和38年度の「幼・小一体となった研究」に着手して以来,本校・園は連携を密にした取り組みを行ってきた。それをより深化させ,幼稚園の子どもが段差なく小学校に入学し幼稚園と同じ流れの中で生活が送れるようにすることを目的として行った研究が,平成2〜4年度にかけての文部省開発学校指定研究である。それは,幼稚園における「自由で伸び伸びとした活動体験中心の生活」と小学校の「45分で教科毎に区切られた時間割表に従った生活」との違いが,子どもの活動意識の自然な発達を疎外しているという発想に立って始められたものであった。その結果,小学校のあり方が大きく見つめ直され,小学校低学年の全教育課程に総合活動を位置づけるという構想が打ち出されることになった。この構想の中で積み上げられた実践の成果を生かし,平成8年度からは総合活動を3年生以上の全ての学年に位置づけ,総合活動を核とした教育課程を編成する研究に取り組んできた。
やがてこの研究は,それまで総合活動と教科・道徳・特別活動とを並列して教育課程上に位置づけていたものを,そういった“枠”にこだわるのではなく“子どもの学ぶ姿”に着目していくことの価値を考えさせるようになる。それが,平成11〜13年度の「子どもにとって意味のある活動の追究」の研究である。
近年の研究は,これまでの子どもの側に立った活動及び教育課程の追究の成果を,それを構想し支援している教師の立場から見直してみようという意図をもって取り組んでいる。
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