竹早小学校・園舎 校長・園舎長 副校長・副園長からのご挨拶.
     
 校長・園舎長
清野 泰行
   副校長・副園長
彦坂 秀樹

 1学期が始まり、まもなく1か月が過ぎようとしています。はな組さんも1年生も、すっかり新しい環境に慣れ、毎日元気よく勉強に励んでいます。竹早地区では、異学年による交流が盛んです。園児と児童、小学校低学年と高学年、小学生と中学生などのさまざまな交流を通して、学びから教えることを経験し、その教えからさらに学びます。1学期は新しい目標に向かって一歩踏み出す時です。子どもたちが多くの経験を積み、豊かな心が育っていくことを願うと同時に、安全で安心して学ぶことのできる学校園の運営に努めて参ります。

 さて、竹早の学校園は、都心にありながら多くの緑に囲まれています。竹早園舎のうたや中学校の校章にも使われている泰山木は竹早を代表する植物の一つです。園児と小学校低学年が中心となって行う表現活動の「キッズフェスティバル」、3年生以上で行う運動会的行事の「竹の子祭」が開催される頃には、沢山の大きな白い花が咲くことでしょう。そんな泰山木のように、子どもたちが未来に向かって、それぞれの花を咲かせ、限りなく成長し続けることを願っています。
 全学年が揃う入学式では、「しっかり挨拶しましょう」、「楽しく学びましょう」、「仲良く、助け合いましょう」の3つのことを児童に伝えました。その中でも最後の
言葉は特に大切です。困ったことがあったら一人で悩まないで、先生や周りの人たちに相談すること、友達が困っていたら助け合うこと、みんなで考え協力することで、一人では出来ないことが出来るようになることを、実体験から学んでほしいと思います。
 6年間の学校生活は、勉強だけでなく社会性を身に付ける貴重な時間です。子どもたちのだれもが充実した日々を過ごすことができるように、教職員一丸となって竹早の教育にあたって参ります。保護者の皆様、園児・児童をいつも温かく見守って下さる皆様方、本年度も変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、こころよりお願い申し上げます。
   
 東京学芸大学附属竹早小学校副校長,附属幼稚園竹早園舎副園長の彦坂秀樹です。副校長,副園長四年目になります。4月7日土曜日の入園式入学式がありました。ピカピカのはな組さん,1年生を迎え,全園児・全児童がそろって平成30年度がスタートしました。

 附属竹早園舎,附属竹早小学校の大きな特色として,隣接の附属竹早中学校と長年にあたって連携教育を続けていること,学年を越えた縦割り活動が盛んなこと,この二つが上げられます。

 一つ目は幼小中連携教育です。昨年度より,研究テーマを「学びを深める場をつくる」とし,幼稚園小学校中学校の全教員で研究を進めています。幼稚園はな組から中学三年生までの11年間の子どもの学びや成長を,校種をこえて見守っていけるところが竹早地区の連携のよさです。

 二つ目は縦割り班活動です。日常の清掃活動、キッズフェスティバルやたけのこ祭、夏の日光林間学園などの行事では、上学年は下学年に対して「いたわりの気持ち」を育み、下学年は上学年に「あこがれの気持ち」を抱きます。この環境の中で、竹早幼小の子どもたちは、まるで兄弟のような「家庭的な雰囲気」を醸し出しています。

 本年度は,昨年の火災事故を教訓に「何よりも安全を最優先に」を重点目標とし,さらに,よき伝統としての“家庭的な雰囲気”を維持・発展させ、「ゆめの学校」めざして教職員一同進んでいきたいと思っています。保護者の皆様,関係者の皆様にもこのよき竹早小の伝統を支える一人として、温かいご理解、ご協力を賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

   
 
                            校 訓  

  創立当初より「誠」の一字を校訓に掲げ、時世の推移、思潮の変転にもかかわらず、星霜百年にわたって「誠」の精神を貫いて教育に当たり今日に至って
 いる。
  「誠」の校訓は、児童のみならず教職員、保護者にとっても「よりどころ」となるものである。本校が常に健全な社会であり、大切にしている「家庭的な雰囲気」
 を持続していけるよう、竹早小学校に集うすべてが常に「誠」を具現するよう努めなければならない。

                            学校教育目標

      自ら学び ともに手をとり合い 生活を切り拓く子の育成

                            本校の使命

 本校は、公の義務教育機関として初等普通教育を任務としているほか、国立大学法人の附属学校として、以下の二つの大きな使命を担っている。

○国の拠点校及び地域のモデル校となるべく、本学と一体となって先導的・開発的な教 育研究を推進する。
  ・附属幼稚園竹早園舎、附属竹早中学校との連携を密にした教育(幼小中連携教育)  の推進
  ・教育課程特例校
  ・地域の教育への貢献(区・都教育委員会及び近隣学校との協力・連携及び支援体制)

○学生に教育実習の場を提供し、教員として優れた資質をもった人材を育成する。附 属学校としてこれらの使命を責任をもって遂行することにより、
 我が国初等教育界 に貢献しようと努めている。



<経営方針>

平成30年度 附属竹早小学校・附属竹早園舎 学校園経営計画

1.附属学校園の役割
 ・ 学部・大学院における研究を附属学校で実際の指導に取り入れ,その結果を学部・大学院の教  育研究に反映していく実験・実証校としての役割
 ・ 学部・大学院の教育研究に基づいて,教育実習生を指導する教育実習校としての役割
 ・ 一般公立学校と同様に普通教育を行う公教育の役割
 ・ 地域の学校と連携して教育研究を推し進める役割

2.東京学芸大学附属学校園教育目標
 東京学芸大学附属学校は。在学する幼児・児童・生徒に普通教育を施すとともに,大学と連携して実証的研究や実践的研究に取り組むことにより,
 ・ 協働して課題を解決する力
 ・ 多様性を尊重する力
 ・ 自己を振り返り,自己を表現する力
 ・ 新しい社会を創造する力
  の四つの力を持った次世代の子どもを育成する教育を推進する。

3.校訓・教育目標

     校 訓    

 創立当初より「誠」の一字を校訓に掲げ,時世の推移,思潮の変転にもかかわらず,星霜百年にわたって「誠」の精神を貫いて教育に当たり今日に至っている。

 「誠」の校訓は,児童のみならず教職員,保護者にとっても「よりどころ」となるものである。本校が常に健全な社会であり,大切にしている「家庭的な雰囲気」を持続していけるよう,竹早小学校に集うすべてが常に「誠」を具現するよう努めなければならない。

     

  自分にしたいことに取り組む中で,友達の気持ちも考えながら行動できる子

     

  自ら学び ともに手をとり合い 生活を切り拓く子の育成



4.育てたい幼児・児童像

<育てたい幼児>
 ・ 自分なりのやり方で一生懸命取り組む子
 ・ 友達と共感しあう子
 ・ 自分の役割を最後まで果たそうとする子
<育てたい児童>
・ 明るく元気に取り組む子
 ・ よく考え工夫して学ぶ子
 ・ いつくしみあい仲よく助け合う子
 ・ よい生き方を求め続ける子


5.中期経営目標

 ・ 幼小中の連携教育に関する研究を行う場として,「学びを深める場をつくる」を新しいテーマとして掲げ,大学とも連絡を密して研究を深めていく。   
 ・ 学習経験の違い,レディネスや諸能力の格差,学びに向かう力の違いなど幼児・児童の実態を考慮した多様な教育のあり方を研究する。 


6.30年度経営目標

(1)学校園運営の目標

◎ 何よりも安全を最優先に(重点目標

* 安全管理の基本姿勢「最悪の事態を想定した最善の備えを」
 ・ 事故の後に費やさなければならないエネルギーを,事故を未然に防ぐために使う。
 ・ 日々,教職員一人一人が構内に危険な箇所がないかどうか点検に努める。
 ・ 「昨日は何もなかった。今日も何も起きなかった。だから,明日も何も起こらないだろう」という姿勢が気の緩みを生む。安全に関しては常に緊張感,危機感をもって臨む。

* 昨年度の火災事故を教訓に,防災・防犯に対する安全管理の見直しと徹底を行う
 ・ 地震,火災の避難訓練,不審者侵入時模擬訓練を含た年間計画を見直し,マニュアルを再考する。
 ・ 職員の非常時組織的対応訓練の内容を洗い直し,実態に合った訓練を行う。
 ・ 避難路の確認を含め,整理整頓に努める。

* 日常の安全管理の徹底
 ・ 授業中は,指導者が責任をもって児童の管理(活動場所の安全確保,管理監督)にあたる。
 ・ 中休み,昼休み,放課後以外に児童が校庭,上校庭で過ごす場合,担任が責任をもって管理・監督にあたる。
 ・ 始業前,中休み,昼休み,放課後は,日直(当日日直-校庭,前日日直-上校庭)が責任をもって児童管理・監督にあたる。都合が悪いときは,事前に必ず代理をたてる。
 ・ 児童を必要以上に急かせるような無理な計画は立てない。
 ・ 日直の業務については,生活安全指導部から示された事項を遵守する。
 ・ 児童が校外で事故や事件に巻き込まれることがないよう安全指導を充実させると共に公共マナーの育成に努める。


○ 子どもにも保護者にも仕事にも「誠」の精神をもって取り組む

* 附属学校教員としての自覚をもつ。
 ・ 教員である前に一人の社会人として,法に抵触するような言動(痴漢行為,ハラスメント,交通事故等)は断じてとらない。
 ・ 開発的かつ先導的立場に立って授業を公開し,また,実習生指導を行う立場にある附属学校教員としての自覚(身なり,振る舞いを含めて)をもって教材研究,実践研究に励み,模範的な授  業ができるよう努めると同時に,教員・社会人としての基本的な姿勢,能力を身につける。

* 学校が管理する個人情報が外に流出することのないよう,責任をもって管理する
 ・ 知り得た個人情報をむやみに公開しない,持ち出さない。また,第三者の目に触れたりすることがないよう管理には万全を期す。
 ・ 学校園が管理する個人情報は必要最小限に止める。
 ・ 必要があって個人情報の提供を求める際には,使用目的を明らかにし,その目的以外には使用しないことを明確に伝える。
* 先輩,同僚から学ぶ(見る,聞く)機会を自ら求める。
* 保護者からの信頼獲得に努める。
* 児童のけが(診療を受ける必要がある場合)や病気(入院の場合)については,迅速に 管理職に報告する。



○ いじめをしない,させない環境作りに努める(いじめ防止学校基本方針の実施)

 ・ 教員間の情報の共有化(記録)を心がけ,学校全体で指導に当たる。
 ・ 早期発見につながる有効な手立てを確立し,実施する。
 ・ 保護者会等の機会を通して,保護者に対して本校のいじめ防止基本方針や現状について伝える努力をする。


○ 教職員にとって働き甲斐のある職場環境に努める

 ・ 支え合うことの大切さ 「支え合う」は「なれ合い」とは違う。
 ・ 集団の中で決められた会議は,優先する。
 ・ 教育実習中や行事の前には,できるだけ会議等を設定しないように努力する。
 ・ できる限り幼稚園,小学校で連動できる行事等の日程を合わせる。

2)教育活動の目標

  「竹早の教育」がめざすもの

 本校は,知・徳・体調和のとれた子どもの育成を重視している立場から,過度に点数にとらわれたり,競争をあおったりする教育を否定している。

 本校教育の基本姿勢を一言で表現するならば,それは,「はじめに子どもありき」であり,「自己肯定感を育てる教育」である。本校の教育では,子ども自身の「願い」や「思い」の実現が常に尊重され,課題を自分事として追究していく過程で,より達成感を味わい,自己への肯定感を育むことを重視している。これは,他者への受容的態度にもつながるものと考えている。

 本校の学習の目的は,元々ある形や枠を習得していくことではない。その子にとって必要であり,学ぶ価値がある内容を追究し,それを習得していく(好きなこと,興味あることに根気強く,ていねいに取り組み,内容をより高めていく)過程で主体的に生きる力(知識,知恵,技能)を身につけることこそが本校でめざす学習となる。

 私たち教員は,子ども一人ひとりにできるだけ寄り添ってその子の気持ちを受け止め,その解決や達成のために最大限の支援を心がけつつ,学校教育目標の実現をめざしている。

 主体性を支える「自由」については,「義務や責任を果たしてこそ,はじめて自由を得ることができる」こと,自由を行使する責任の重さについても子どもたちが十分に理解できるよう指導していく必要がある。その過程を丁寧に行うことで,「自由」と「自分勝手」の違いを理解し,「集団や他者を意識し,豊かな生活,良好な人間関係を育もうとする」姿勢が根底にある主体性を追究していくことができる。

 なお,当然のことではあるが,めざすものが学校側の一方的な思い入れだけであってはならない。社会のニーズ,保護者の期待が加味されてこそ,子どもにとって正に必要なバランスのとれた教育となる。



○ 子ども自身の願いや思いを大切にした活動を創造・工夫する

 ・ キッズフェスティバル,竹の子祭,竹早祭,移動教室等の行事の際も子どもたちが主体的に取り組めるような教師の関わり方を工夫する。
 ・ クラスのみんなで課題を追究するするような活動(プロジェクト的な活動)を通して,子どもたちの願いの実現を尊重しながら協働的な取り組みを行う。
 ・ 個の興味関心を探求する活動の時間を保障する。


○ 異年齢集団による自治的な活動を大事にする

 ・ 縦割り清掃,キッズや竹の子祭での縦割り活動,夏の日光林間学校での縦割り生活等,下学年は上学年に憧れをもち,上学年は下学年にいたわりの気持ちをもって取り組む「縦割り活動」の  よさを大事にし,縦割り班を「もう一つの学級」と考え,教師はその担任として子どもたちと接するようにする。また,学年の学級(通常の学級)の担任とも子どもたちの様子を互いに共有す  るように心がける。
 ・ その子らしさ(その子の思いや願い)を尊重し一人ひとりに丁寧に寄り添うと同時に,子どもたちが集団で健全な社会生活を営んでいくために必要な資質を身につけられるよう指導する。(→  校訓「誠」,主体性,どならない生活指導,自治的な力)

* 竹早が積み上げてきた財産を大切にする
 ・ 今いるメンバーで研究の過程で“よりよく変更する”ことは恐れないが,竹早小学校独自の不易な部分を共有し,大切にする。

* 特別支援教育を充実させる。
 ・ コーディネーター,校内委員会を中心に特別支援の教育環境を整備し,大学(外部)の専門家チーム,支援員の支援を得ながら,それを必要とする児童に適切な教育を行えるようにする。

* 学年主任のリーダーシップを機能させる。
 ・ 各学年・クラスで異なって良いところと,共通性・一貫性・系統性をもたなければならないところを確認し,必要に応じて改善する。
 ・ 問題行動やトラブルを早期に発見し,迅速に解決する。

* 生活指導上のきまりやルールを共通に徹底して指導する。
 ・ あらゆる場を通して公衆道徳(校外,車内でのマナー等)を適切に身につけられるよう指導する。
 ・ 学校生活のきまりについては,全学級,全教員が同じ指導をする。


(3)研究活動の目標

○ 国の拠点校及び地域のモデル校となるべく,本学と一体となって先導的・開発的な教 育研究を推進する

 ・ 附属幼稚園竹早園舎,附属竹早中学校との連携を密にした教育(幼小中連携教育)の推進
 ・ 教育課程特例校
 ・ 地域の教育への貢献(区・都教育委員会及び近隣学校との協力・連携及び支援体制)


○ 幼小一貫,幼小中連携の教育を大切にする

 ・ 幼小,幼小中が一緒にやっていくよさを大事にする。
 ・ 「学びを深める場をつくる」をテーマに,各教科領域で実践授業をもとに研究を深化させる。特に,平成30年度は,「学びを深める場をつくる」ことに関する知見を得て,テーマの概念を規  定していく。
 ・ 昨年度は,火災の影響で公開研究会は中止となったが,幼小中連携教育についての書籍を出版することで,今までの研究の軌跡を含め,世の広めていくようにする。
 ・ 幼稚園単独,小学校単独でしていること同じ事はできないという前提に,一緒だからこそできる強みを生かしていく

○ 「竹早の教育」に責任をもつ 「竹早の教育」のスタンダートを大切にする

   竹早地区における「主体性」とは

 子どもがよりよく生きるために,自分(あるいは集団)の願いに基づき,自らの意思・判断で行動しようとする姿勢や態度


*国の拠点校として,竹早独自の教育研究を充実させ全国に発信する。

 ・ 幼小中連携研究
 ・ 教育課程特例校 


*地域のモデル校として,地域の教育に貢献する。

 ・ 区・都教委,近隣学校との連携・関係を強化する。
 ・ 区教委「竹早小学校の教育機能を生かしたプロジェクト」


(4)学生の教育・支援活動の目標

○ 学生に教育実習の場を提供し,教員として優れた資質をもった人材を育成する

 ・ 附属学校としてこれらの使命を責任をもって遂行することにより,我が国の初等教育界に貢献しようと努める。


(5)社会貢献活動の目標

○ 附属学校の使命である地域の拠点校として特に,文京区教育委員会との連携を密にしていく

 ・ 今年度も文京区立学校3年次授業研究会の講師としてできるかぎり派遣をする。
 ・ 文京区立金冨小学校とはじめ,近隣の公立学校の要望があれば,積極的に授業参観を受け入れる。
 ・ 校務に支障が無い限り,できるだけ社会貢献活動ができるように配慮する。
 
〒112-0002 東京都文京区小石川 4-2-1
 ○竹早小学校 Tel:03(3816)8943~8944 Fax:03(3816)8945 ○竹早園舎 Tel:03(3816)8951~8952 Fax:03(3816)8953
Copyright(c) 2007 Takehaya Elementary School attached to Tokyo Gakugei Univ. All rights reserved.