2024年1月24日竹早社会科活動研究会のお知らせ

ご挨拶

ご挨拶・教育目標

校長・園舎長より

鎌田 正裕

2020年度から3年間にもわたり、子どもたちの生活、特に園舎や小学校での生活に大きな影響を与えてきたコロナ禍に、ようやく収束の兆しが見え、2023年4月からは、マスクの着用や給食などでの黙食が求められなくなります。もちろん、新型コロナウイルスそのものがなくなったわけではありませんので、感染防止のための努力はこれまで通り続ける必要がありますが、園舎や小学校での生活は、この1年でコロナ禍前の姿にほぼ戻せるのではないかと期待しています。

本年度、附属幼稚園竹早園舎は新園児29名、竹早小学校は新入生70名を迎え、全園児59名、全児童409名が、楽しくそして有意義にこの1年を過ごせるよう万全を期すつもりです。

竹早小学校は東京府女子師範学校の附属学校として1900年に、竹早園舎は1904年に誕生し、120年を超える歴史を有します。教員養成系大学の附属学校園には、子どもたちへの教育に加え、将来の教員の養成(教育実習生の指導)や教育研究があります。幼稚園、小中学校が同じ敷地にある竹早地区では、幼小中間の連携教育研究を、1986年から取り組んできました。そのため、ここ竹早では異校種間、異学年の交流が盛んです。園児と小学校低学年児童の間、小学校における異学年児童の間、小学生と中学生の間など、さまざまな交流を通して、学びから教えることを経験し、教えることから、さらに学びを深めています。最近では、企業、大学、教育委員会とともに、未来の学校の姿を探る「未来の学校みんなで創ろうプロジェクト」に取り組んできました。今後も学校外との連携を維持しつつ、教員養成系大学の附属学校としての使命を果たすとともに、新しい時代を切り拓いていくべく子どもたちのための教育と研究の推進に努めます。

子どもの願いや思いを大切にしながら主体的な態度を育む教育を目指す竹早園舎・小学校では、子どもたちが安心して学び、一人一人が輝けるように、教職員一丸となって竹早の教育に取り組んで参ります。
地域の皆さま、保護者の皆さまのご理解、ご支援、ご協力をどうぞよろしくお願い致します。

校長・園舎長
鎌田 正裕

副校長・副園長より

佐藤 洋平

【小学校教育目標】
「自ら学び、ともに手を取り合い、生活を切り拓く子の育成」

【園舎教育目標】
「自分のしたいことに取り組む中で、友達の気持ちも考えながら行動
できる子の育成」

教育目標で共通しているのは、自ら学んだり、したいことに取り組んだりする「主体性」と、互いの気持ちを考えながら、力を合わせる「協調性」、そして思いを実現する「行動力」です。

クラスや学年の活動だけでなく、学年を越えた縦割り活動というものもあります。上学年は下学年に対して「いたわりの気持ち」を育み、下学年は上学年に「あこがれの気持ち」を抱きます。このような環境の中で、まるできょうだいのような「家庭的な雰囲気」を大切にしていくのが本校園の大きな特徴です。

現在コロナ禍で様々な活動を制限しなければならない状況ではありますが、多くの子どもたちが笑顔で学校に通っています。保護者の方を含めた学校への期待に応え、感染症対策をしながら、できる限りのことを「はじめに子どもありき」の精神で取り組んでいきたいと考えています。

また本校園の大きな特色をあげるとすると、竹早中学校と長年にわたって取り組んでいる連携教育です。
2021年度より「好きに、挑む」をスローガンに、大学・企業・行政等と一体化した竹早地区の学校研究「未来の学校みんなで創ろう。PROJECT」を立ち上げ、取り組んでいます。

本校園が健全な社会であり、大切にしている「家庭的な雰囲気」を持続していけるよう、本校に集うすべての人たちで校訓「誠」を具現するよう努め、「ゆめの学校」をめざしていきたいと考えています。

ご理解・ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。

副校長・副園長
佐藤 洋平