岸田國士
1890(明治23)-1954(昭和29)


大正末期から昭和初期の劇作家・小説家・演劇評論家。
フランス近代戯曲に興味を持ち演劇を志す。1919年渡仏しジャック・コポー氏に師事する。1923年に帰国後、『古い玩具』『チロルの秋』『紙風船』等の戯曲作品を発表する。
戯曲作品の持つ心理的韻律に戯曲美を求めていた。
1937年久保万次郎、岩田豊雄らと文学座を創立。
日本近代演劇及び新劇運動等に残した優れた業績の影響は大きい。それを記念して、現在白水社により岸田國士戯曲賞が設けられている。

「葉桜」  大正15年4月発表
「秘密の代償」  昭和8年3月発表
「ヂアロオグ・プランタニエ」  昭和2年4月発表