特別支援教育とはどのような教育ですか?


4つの専攻があります。


 特別支援教育教員養成課程には、以下の4つの専攻があります。
  ・聴覚障害教育専攻・・・聴覚障害児の教育
  ・言語障害教育専攻・・・言語障害児の教育
  ・発達障害教育専攻・・・知的障害児、自閉症児の教育
  ・学習障害教育専攻・・・LD児、AD/HD児の教育
 各専攻の選択は1年生の1月頃に行い、2年生からは各専攻に分かれて学習を深めていきます。

”基本”から”実践”まで、広く・深く学びます。
   

 C類の授業科目は、1年生で専攻共通科目として特別支援教育に関わる基礎的な内容を学び、2年生以降は各専攻に分かれてより専門的な内容について学びます。1,2年生で特別支援学校教員免許の取得に要する内容をほぼすべて履修し、3年生以降は、演習科目等を通じて指導実践に関わる内容を学習すると共に、卒業研究に向けての準備を開始します。
 障害に関わる教育学、心理・生理・病理学、指導法、研究法などの、”広く深い学び”を目指しています。それぞれの科目は内容もボリュームもありますので、1年生の時点から指導教員と相談しながら綿密な学習計画を立てていくことになります。

              
教育実習・・・2回の教育実習を行います。
 教育実習は、3年生と4年生の秋に行います。

・3年生の教育実習は、基礎免許状(小学校または中学校教諭の教員免許)を取得するために行います。大学附属の小学校または中学校で、4週間実施します。

・4年生の教育実習は、特別支援学校教諭免許状を取得するために行います。大学附属の特別支援学校、または東京都立の特別支援学校(聾学校)で、3週間実施します。

卒業論文・・・高い研究水準を目指します。


 「C類の卒業論文は、・・・すごい!」 学生の間でも評判?になっています。その理由は、比較的少人数による指導を行うこと、博士・修士の大学院生を交えたディスカッション、3年次の夏から時間をかけて準備を進めていく、近隣の特別支援学校などと連携をとって進めていく、といった「充実した研究環境と熱心な指導」にあります。卒業論文は4年間の学習の総仕上げであり、各自がそれぞれのテーマについて本格的な研究を進めていくことになります。”研究”ですので、きちんとした理論や方法論を学びながら客観的・科学的な論文の完成を目指します。自身の卒業研究をもう一度きちんとまとめ直して、学会等で発表する卒業生も数多くいます。
【注意】
 授業科目名や単位数などの具体的なカリキュラムの内容については、教員免許状に関する法律の改正や大学での組織改編などに伴って、入学年度に応じて変更になることがあります。