特別支援教育とはどのような教育ですか?


必ず取得する資格は何ですか?
C類では、小学校教諭1種免許状また中学校教諭1種免状のいずれかの取得、および特別支援学校教諭1種免許状の取得を卒業要件としています。「卒業要件」というのは、「指定された免許状を取得することが卒業するための必要条件になる」、ということです。ですので、卒業時には必ず2種類以上の教員免許状を取得していることになります。

■東京学芸大学のC類では、特別支援学校教諭1種免許状における障害領域として、以下の4領域を指定しています。
  ・聴覚障害
  ・知的障害
  ・肢体不自由
  ・病弱
このほかの障害領域として、「視覚障害」がありますが東京学芸大学ではこの領域についての免許状は取得できません。
■東京学芸大学C類の特徴は、4領域の免許状取得を「必修」としている点にあります。全国的に見ても、4領域以上を「必修」としている大学は多くありません。

その他に取得できる資格としてどのようなものがありますか?
■東京学芸大学の各課程、専攻で、取得できる免許状等の詳細については大学HPをご覧下さい。

■東京学芸大学の基本は教員養成にありますので、取得できる資格は幼稚園、小、中、高等学校、特別支援学校の教員免許状が中心となります。C類の学生は、小学校または中学校の教員免許状、および特別支援学校の教員免許状の取得が必修であり、他の免許状については「選択」ということになりますが、1年間の単位取得制限、教育実習に行ける回数、それぞれの免許状に必要な取得単位数などを考えると、現実的には在学中に多くの免許状を取得するのは困難です。必修で2種類の免許状取得を課していますので、それ以上の取得については慎重に考える必要があります。

■教員免許状のほかに、養護教諭、司書教諭、保育士、司書、社会教育主事、学芸員、社会福祉士などの資格もありますが、これらの資格のうち、養護教諭と保育士の資格についてはC類の学生は取得できません。また他の資格についても、相当数の必修単位や実習が必要となりますので、かなり負担が大きく、事実上、取得が困難な資格もあります。

■4年間の中での授業時数は限られていますので、必修以外の免許状等の取得に関しては、十分に考慮し慎重な履修計画を立てる必要があります。種々の演習授業、教育実習、卒業論文や教員採用(就職)試験等々に要する負担を考慮し、履修全体に支障が生じないように計画する必要があり、この点は指導教員との相談によって進めていくことになるでしょう。