授業の充実

アンケート

(3)特別支援教育に関する用語の認知度

特別支援教育に関する用語30種類について、どの程度知っているのか、「全く知らない」「少しは知っている」「よく知っている」の3段階の尺度で回答してもらった。

図5 障害に対する認知度その1

図6 障害に対する認知度その2

図5および図6に示したように示したように、授業開始以前は、50%以上の学生が「全く知らない」と回答した障害種として、「広汎性発達障害」「アスペルガー症候群」「ADHD」「重症心身障害」がある。授業終了時にこれらの障害種について「まったく知らない」と回答した学生はいずれも20%以下となった。

図7 特別支援教育に関する認知度その1

図8 特別支援教育に関する認知度その2

図7および図8に示したように、特別支援教育に関する用語についての認知度において、授業開始時に、80%以上の学生が「全く知らない」と回答したものは「個別の教育支援計画」「校内委員会」「特別新教育コーディネータ」「巡回相談」「専門家チーム」であった。「インテグレーション」「アセスメント」「個別の指導計画」「通級による指導」「就学相談」「「交流教育」「訪問教育」については半数の学生が「全く知らない」と回答した。これらの用語のうち、授業終了時において、「全く知らない」と回答する学生が20%を下回ったのは「インテグレーション」「アセスメント」「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」「特別支援教育コーディネータ」「通級による指導」であった。 授業開始時に最も多くの学生が「よく知っている」と回答したのは、「知能指数」であった。

演習を取り入れた授業を行った、「アセスメント」および「個別の指導計画」については、授業終了時に「よく知っている」と回答した学生が、それぞれ17%(開始時4%)、33%(開始時2%)と増えた。

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