3つの柱

3つの柱

授業の充実(アセスメントと個別の指導計画)

本取組では、第一に、教員を目指すすべての学生に対して免許法科目として1年次に課している必修科目、「障害児の発達と教育」に関する内容吟味・改善を行い、組織的・系統的に特別支援教育の基礎基本とアセスメント・個別の指導計画の作成の実践を行う授業へと転換させる。仮想事例に基づいた実践、ロールプレイなど、講義科目ではあるが、演習・実践的意味を持たせる工夫を試みる。

第二に、全学を対象にした選択科目「発達と障害の心理学A・B」「特別ニーズと教育学」「プロジェクト学習科目」の内容吟味を行い、前者2つでは「障害児の発達と教育」の内容を補完する役割を、後者は教育実践への展開を重視した内容へと転換させる。

多様な臨床活動

希望学生に対して、特別支援科学講座の教員がすでに組織している外部専門機関等(特別支援学校、医療機関、NPO等)と連携した発達障害児の臨床実践の場を開放し、教育の実践力を継続的に積み重ねられるようにする。臨床活動に大学院生等が参画することにより、特別支援教育に関連するより高度な教員としての資質を養うことができる。

教育実習の充実

3~4年に行われる教育実習の際に、全附属学校園において、各学校の特別支援教育コーディネータにより、発達障害の理解と支援を中心とした特別支援教育についての説明を行う。その際に使用する講義用スライドやビデオ等は、附属特別支援学校が特別支援科学講座等の教員と共同して作成する。このシステムのねらいは、教員をめざすすべての学生を対象に、充実した教材、講義資料等により、実習の場において特別支援教育の基本的な知識・技能等の仕上げを行うことにある。

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