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5. まとめと今後の課題

 本プロジェクトでは、実践を通して明らかとなった共立型幼保一体化の課題に配慮した保育・教育課程の編成を試みました。幼稚園と保育園を行き来する生活のなかで、対象児達がみせたとまどいや不安、保護者の心配に対して幼保連携会議では様々な話し合いがなされ、その都度対象児達に対する配慮や対応が検討されました。これらの関わりの中で、対象児達の生活はゆっくりと安定したものになっていきました。 本プロジェクトが提案する保育・教育課程では、対象児達が独立した施設を行き来することを踏まえて、子どもの負担が少ないように、幼稚園と保育園の生活の連続性を最も重視しました。 幼稚園の大きな集団生活で沢山体を動かしたり、同年代の仲間達や保育者と関係をつくりながら様々な活動を経験した後は、保育園では安心できる保育者や仲間とともに十分に休息をとることが大事であると考えられます。そして、午睡後の保護者が迎えに来るまでの時間は、家庭的な雰囲気の中でゆったりと好きな遊びをしたり、保育園の異年齢の仲間と共に育ちあえるような遊びを展開したりするなど、子どもの体調やその日の活動に応じて柔軟な対応が望まれます。 最後に、今回提案した保育・教育課程の作成にあたっては、専門研究員が中心となり、附属幼稚園および保育園の保育者が参画して内容を検討するまでには至りませんでした。長期にわたる子どもの実際の姿(観察記録)を反映させたものではありますが、事例的なものです。今後は、様々な子どもの姿を通してこの保育・教育課程をより精緻化していくことが望まれます。

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