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3.アンケート調査

 調査対象は、「幼児教育臨床」の授業を受講した幼児教育選修の大学3年生23名(女子23名)です。事前と事後にアンケート調査を実施しました。
 実習前と実習後の調査を実施し、学生の回答の分析から保護者と深くかかわる機会のなかった学生が、実習を通して保護者と会話をするなどのかかわりを持ち、保護者と接することの抵抗感が低くなったことや、ふ~よんや保育園で実習生としてではなく低年齢児とのかかわる機会を持つことを通して、低年齢児とのかかわりに対する意識がポジティブなものに変化するなど、多くの学生が実習を通して、低年齢児と保護者に対する不安が軽減したと感じていることがわかりました。また、実習後の調査では、学生の低年齢児に対するイメージがより具体的なものに変化していました。実習後に、低年齢児と保護者とのかかわりに対して不安が軽減するまでに至らなかった学生もいたが、回答内容からは、保護者と子どもと一緒に過ごすという経験によって、学生自身の保育に関する課題がより具体的になったとも捉えることができます。
 先行する研究からは、養成校における子育て支援のとりくみは、希望する学生を対象としたものが多いことがわかりましたが、本学では、子育て支援をカリキュラムに位置づけたことにより、幼児教育選修に所属する学生が、均等に保護者や低年齢児とかかわり学ぶ場をもつことが可能となりました。学生が低年齢児と保護者とかかわる経験を積み重ねることは、学生自身の不安の軽減や自信につながっていくと推測されます。今後は、継続して学生が保護者や低年齢児とかかわっていけるように実習デザインを調整していく必要があると考えます。また、学生自身がふりかえり、実習経験で学んだことの意義を考える場を設けるなど、実習後の授業の在り方なども検討していくことも必要と考えます。さらに、実習の前後で行われた調査内容についても、質問内容を再検討するとともに、今回対象とした3年生が4年生になってから、どのようにイメージが変化するのかなど追跡調査を行い、実習の成果と課題がより明らかとなるように取り組んでいきたいと思います。

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