■ 4.新たなカリキュラムの提案
本研究を通じて、保育教諭のための必修免許科目として、次のような内容のカリキュラムを提案します。保育園、幼稚園双方の保護者とかかわり、保護者の様々なライフスタイルを理解するとともに、保護者の子どもへのかかわり方や思いを理解する機会を設けました。また、保育園で低年齢児とかかわる機会を設け、低年齢児保育を体験し学ぶ機会としました。
カリキュラム案 | ||
1回 | オリエンテーション | 子育て支援の参加と保育園の参観の目的 |
2回 | 幼稚園の保護者と子育て支援について | 幼稚園の保護者の特徴と必要な子育て支援について学ぶ |
3回 | 保育園の保護者と子育て支援について | 働いている保護者の特徴と必要な子育て支援について学ぶ |
4回 | 子育て支援への参加の準備 | 子育て支援への参加のために、幼稚園に出向き、注意事項や当日の役割を決める |
5回〜7回 | 子育て支援への参加 | 保護者担当の学生を回り持ちで決めて、保護者と話す機会を積極的に持つ |
8回 | 振り返り | 子育て支援への参加を通して学んだこと、考えたことを発表しあう |
9回 | 保育園での低年齢児保育 | 保育園の低年齢児保育の特徴と保育者の役割について学ぶ |
10回〜11回 | 保育園での参観 | 保育者から、保護者について話を伺う機会を持つ |
12回 | 振り返り | 保育参観から学んだこと、考えたことを発表しあう |
13回 | 保育教諭の役割 | 保育教諭としての役割について学ぶ |
14回 | 保育教諭の力量形成 | 保育教諭の力量を形成するために必要な取組について考える |
15回 | まとめ | 本講義を通じて学んだことをまとめる |