幼稚園メンタリングプロジェクト
   
東京学芸大学 白梅学園大学
 
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メンタリングプロジェエクトとは
 
目的 特色 内容 実施計画 組織・構成員 用語・マーク 規定・規約
用語・マーク
・メンタリング
・教育プラクティス
・フィールド・コーディネーター(FC)
・プロジェクトチーム
・メンター(教員)
・メンティー
・プロジェクト運営機構
・メンタリングハンドブック
・ネットワークシステム
・学生記録ノート
・シンボルマーク
・コミュニケーションマーク

メンタリング
経験を積んだベテランの保育者が、保育者となる学生・新人に対して、一対一の関係をもとに、実践のさまざまな状況に出会う若手の気持ちを支えながら専門的な援助をすることです。ベテランの保育者(メンター)は、実践者としてのモデルになる、子どもや教育について語りあう、情報を与える、問いかける、助言する、問題を見つけて解決を促す、新しい課題に挑戦させるなど、さまざまな働きかけをすると考えられています。
このメンタリングを通して学生(メンティー)は、熟達したメンターから支援を受けることにより、学習経験の質を高め、教職に対する情熱を培い、保育の実践経験を豊かにし、専門的な見識と技量を獲得でき、幼児教育の専門家つまり保育者になる者としての職業アイデンティティを形成することができます。
一方、メンターとなる現職の保育者は、研修などのさまざまな学習機会や事例検討会、学生へのメンタリングを通して自らの実践や専門的な見識のあり方をふりかえり、問い直す機会を得ることができます。子どもの理解や保育の難しさ・豊かさをあらためて認識し、新たな発見と試みにつなげていくこともできるでしょう。
このように、メンタリングを通して具体的な実践をもとに、学生も保育者も相互に学び合えるような互恵性をどのようにして実現していくかが、本プロジェクトの課題でもあります。
「メンタリング」という言葉は、古代ギリシャのホメロスによる叙事詩『オデュッセイア』に登場するオデュッセウスより、息子テレマコスの教育を任せられた「メントール」という賢者が、よき理解者、支援者、指導者として働いたことに由来しています。
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教育プラクティス
学生が長期に教育現場に参加して、メンタリングを受ける取り組みを教育プラクティスと称します。教育プラクティスは、通常の教育実習とは区別されます。教育プラクティスでは、事前に学生が行く園とその園で学生のメンターとなる保育者が、教育委員会・幼稚園・大学の調整により決められます。教育実習と異なるのは、1年間という長期に渡り、決まった幼稚園に週1回程度通い、観察・記録・保育などを行って、準備やカンファレンスを含む多様な機会にメンターからメンタリングを受けていくということです。
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フィールド・コーディネーター(FC)
プロジェクトの進行にあたり、大学と幼稚園をつなぐ役割を担うフィールド・コーディネータ(field coordinator : FC)をおいています。FCは、幼児教育やカウンセリングなどの専門的知識をもつ者で、それぞれが複数園を担当して定期的に幼稚園を巡回しています。そして、メンターや協力園の保育者が、FCにいつでもメンタリングについての質問や相談をすることができるようにしています。またFCは、学生の教育プラクティスの進行状況、メンタリングの実際の把握、学生・メンター教員からの質問、相談の集約、その他必要な調査・情報収集などを行ない、プロジェクト運営機構と現場とをつなぐ役割をしています。このようにしてFCが集めてきたメンターの声、学生の声、メンタリングの実際や課題をプロジェクトで検討し、今後のメンタリングの円滑な実施に向けて改善するよう取り組んでいます。

プロジェクトチーム
幼児教育の今日的課題に対応する専門的力量を学生と保育者がともに高めることを支援し、大学も協同的に検討・解決を目指すために、それぞれの課題ごとに複数分野の大学教員からなるチームを組織してカンファレンス、コンサルテーションを行なっていきます。この組織されるチームのことをプロジェクトチームといい、園の課題に応じ適宜組織されます。

メンター(教員)
メンタリングにおいて学生・新人に対して専門的な援助をするなどの役割を担う経験豊かな保育者をいいます。メンタリングを通して培った力量をもとに、園はもとより地域の中核的教員になることが期待されています。
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メンティー
メンタリングにおいて専門的な援助を受ける学生や新人のことで、メンターに対する語として用います。本プロジェクトにおいては学生がメンティーです。

プロジェクト運営機構
正式には「メンタリング・プロジェクト運営機構」といいます。本プロジェクトで考える3つの場である大学・教育現場・教育委員会のうち、東京学芸大学と白梅学園大学とで組織する大学に位置づくものです。

メンタリングハンドブック
メンタリングハンドブック プレ研修で使用されるプロジェクトの概要、メンタリングの意義、メンターの資質等が記載されたテキストブックのことです。演習課題や資料も含まれています。すべての協力園、メンター教員に配布され、適宜活用されます。
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ネットワークシステム
プロジェクトのHPを通じて、メンタリングに関する資料・研究・実践事例・Q&A、プレ研修・講演会などの報告を閲覧し、メンタリングの充実に役立ててもらえるように用意します(準備中)。そのための個人情報への厳正な配慮もしています。また、全国的な教育実践研究のデータベースを作成し(準備中)、幼稚園での教育の今日的課題に関わる研究、日々の保育実践に関わる研究に活用してもらえるようにします。またこれらは大学や教育委員会もメンタリングの把握、および教育実践研究・調査に用いることも想定しています。 本プロジェクトでは、メンタリングを通して園・大学・教育委員会のネットワークを形成し、保育の現場を拠点とする学びの連鎖を生み出していくことを目指しています。

学生記録ノート
教育プラクティスでの学生とメンター相互のやり取りの内容を、学生自身が毎回記録するノートです。日々の保育観察・実践記録を書く部分には、学生自身が気づいたこと・考えたことを書く欄があり、その日のメンタリングの論点をもたらす資料となります。また、その日にメンターから受けた助言・指導の内容を学生自身が具体的に書く欄があります。ここに記録する作業は、学生にとって自身がメンターから受けた支援の内容を振り返り、それが自分の子どもの理解や関わり方、保育の考え方や知識・技能にもたらす意味を捉える機会になります。 さらに、毎回の記録のほかに、開始当初には、教育プラクティスの年間の予定、学生が保育に対する自分の課題や問題意識・心構え・役割などをあらかじめ記入し、自分がどのような関心や構えで保育に関わろうとしているかを明確にし、随時確認できるものであるとともに、幼稚園との事前打ち合わせの際の資料の一つになります。 教育プラクティス終了後には、課題レポートを学生が作成し提出します。これは、教育プラクティス全体を振り返り、総括するものになります。
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シンボルマーク
シンボル画像 シンボルマークは、メンターとメンティーの積極的な対話を通じて実践されるメンタリングの理想像をイメージしたものです。メンタリングの頭文字「M」を造形的なモチーフにして、ベテランと新米の保育者がお互いに支えながら、大きく手を広げて成長していく姿を表現しました。横に貫くブルーの一本線は、メンターの豊かな経験と支援がもたらすメンティーの学びと継承を意味し、それらを担っていく本プロジェクトの創造的な活動を象徴しています。また、二人の顔にあたる黄色の玉は、そうしたメンタリングを通じて生まれる「発見・気づき」を表すとともに「学びの創造」に向けた期待感でもあります。
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コミュニケーションマーク
コミニケーション画像 双葉の部分は、∞(無限大)の造形をもとにメンターとメンティーの有意義なメンタリング活動の姿を表し、そこから芽吹く新芽は、そうした保育者たちのもとですくすく育っていく子どもを表現しています。
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