薬物乱用について
2009.3.10

学 生 の 皆 さ ん へ

 大学における薬物乱用防止啓発及び指導の充実について、東京都福祉保健局から依頼を受けました。
下記事項について学生の皆さんの良識ある行動を求めます。

平成21年3月10日
副学長(教育等担当)
村 松 泰 子

1.
 薬物乱用は、心と体をボロボロにするだけでなく、家族や友人を巻き込み、あなたの大切な人生を台無しにしてしまいます。
「私はだいじょうぶ・・・」、「一度だけなら・・・」、「ちょっとだけなら・・・」といった安易な考えは危険です。
一人ひとりが薬物乱用の本当の恐ろしさを正しく理解し、絶対に麻薬、覚せい剤、大麻等の薬物に手を出さないようにしなければなりません。

2.
 薬物乱用とは、医薬品を医療目的から逸脱して使用すること、あるいは医療目的のない薬物を快感を得る等の目的で不正に使用することをいい、1回だけの使用でも乱用になります。
 また、麻薬、覚せい剤、大麻は、使用はもとより所持することだけで「犯罪」になります。

3. 海外旅行をするみなさんへ
たった1回が底なし沼の恐怖の始まりです。
(1)麻薬、マリファナ、MDMA に御注意!
 旅先ではとかく心も緩みがちになります。そんな心のすき間に薬物の誘惑は入り込んできます。
「一度だけなら…」「ちょっとだけなら・・・」といった安易な考えが、楽しいはずの旅や、人生までも台無しにしてしまいます。
「たった一度が命取り」です。「私は薬に溺れない」「私だけは大丈夫」ということはありません。
 薬物に関する正しい知識を身につけて、楽しい旅行をしてください。

(2)薬物犯罪に巻き込まれないために
 麻薬などの違法薬物には絶対に手をださないことはもちろんですが、自分が望まなくても薬物犯罪に巻き込まれる危険もあります。
・薬物の取引が行われやすい歓楽街などには極力近付かない。
・興味本位で何か分からないものに手を出さない。
・あまり面識のない人(日本人含む)から荷物を預からない。
・あまり面識のない人(日本人含む)を自分の部屋に入れない。
・自分に近付いてくる相手を冷静に見る習慣をつける。
ことが必要です。
 麻薬等のトラブルに巻き込まれた場合には、至急各国の日本大使館・総領事館・駐在員事務所、税関、警察に連絡し、相談してください。自分ひとりの安易な判断は、事態を更に悪化させ、トラブルを拡大することになりかねません。

4. 植えてはいけないけしや大麻の種子について
 最近、植えてはいけないけしや大麻の種子を海外で購入し、日本国内へ持ち込む方がいます。発芽する種子の国内への持ち込みは禁止されています。

5.
薬物乱用は重大な犯罪です
 海外では、コカイン、マリファナ(大麻)等の、日本で規制されている薬物が安易に入手できる地域もあります。最近の薬物事犯の傾向を見ると海外で初めて薬物を体験したという事例が目立ってい ます。
 世界中で薬物乱用が深刻化している現在、各国とも薬物犯罪に対しては、厳罰をもって対処しています。麻薬等禁止薬物を取引した場合の刑罰の最高刑が死刑という国もあり、日本人が死刑判決を受 けた例もあります。
 また、第三者を薬物犯罪に巻き込んだ事例として、
・薬物を高級茶などと称して売りつける。
・薬物を素知らぬふりをして荷物に紛れ込ませ「運び屋」にしてしまう。

等の事件が起きています。
 自分の所持品の中に薬物が発見されれば、言い訳は通用しません。自分がいくら無罪を主張してもそれを実証することは大変困難であり、世界各地で薬物所持などのために刑務所に収容されている日 本人は少なくありません。


薬物のない学生生活のために(文部科学省・厚生労働省・警察庁)