竹内先生のゼミで1年間、平面曲線を学んだが、その中で最も興味深く、エレガントで美しいと感じた曲線はクロソイドであった。クロソイドの一般形は、となっており、とても複雑で、面倒くさい形なのに、その曲率は、と、ありがたい形となっている。この曲率の形を見ればわかるが、曲率の大きさ、すなわち、曲線の曲がり方が急激に変化するため、美しく、素敵で、興奮さえ感じる、クロソイド独特のえぐいカーブを拝むことが出来る。

99年度の一年間のゼミで、最も思い出に残った曲線は、シッソイドである。

その理由は、自分のゼミの発表がこの曲線に関する発表だったのだが、発表後に、竹内先生から「この曲線が存在する意味を考えよ」と言われたことがきっかけで、「古代ギリシャの三大問題」に関する考察を三週間かけてする羽目になり、おかげで、ちょっとした発見をしてしまったからである。

ここでは、その「古代ギリシャの三大問題」に関する考察を発表していく。