読書・情報リテラシー

読書・情報リテラシー
12345
2023/06/14

読み聞かせ 地域とともに

Tweet ThisSend to Facebook | by 村上

 本が好きになるには、小さい頃の読書環境も大切です。今回は、長きにわたり、地域の子どもたちに読み聞かせをしてきた「プーさん文庫」の活動について、その一員である高見京子先生に執筆いただきました。学校図書館の日常「読み聞かせ」の記事と合わせてお読みください。(編集部)

「読み聞かせ 地域とともに」


高見京子(元岡山県立高校司書教諭・プーさん文庫メンバー)

 私は高校司書教諭・国語教師として、現役時代は授業中に絵本の読み聞かせをしたり、生徒と一緒に近くの公民館などで読みきかせを行ったりしていた。退職してフリーな時間ができたので、今は、地域の公民館や小学校などで読みきかせを行っている。今回は、その活動について少し報告をさせていただこうと思う。「読み聞かせ」という言葉でなく「読み合い」「読み語り」という言葉もあるが、私は専門家でも研究者でもない一ボランティアの活動として、ここでは「読み聞かせ」のまま使わせていただく。


 私の属しているグループは「プーさん文庫」という。定例会を地区の公民館で週一回開いており、30分ほど乳幼児と保護者を迎えて、読み聞かせを中心に手遊びやちょっとした工作なども行う。予約がいるわけでもないので、開いてみなければ何組来るかわからない。プーさん文庫で5つのグループを作り、月1回ずつを担当する。季節や行事に合わせて毎回プログラムを作成し、読み聞かせだけでなく紙芝居や歌を入れることや、物語に偏ることなく科学的な絵本なども組み合わせるよう考えている。実物もよく持参する。集まった子どもたちの年齢層や人数に合わせて急遽変えることもよくある。



 定例会とは別に、春の会やクリスマス会も公民館で行う。これは参加者を募り、春は、調理室を使い、一緒におにぎりとかホットケーキなどを作り、食べたりお話し会をしたりする。クリスマス会は、本格的な人形劇も含め大勢でお話を楽しむ。コロナ前は100人以上集まっていた。(昨年は人数を絞り開催)ここには、乳幼児から小学生まで、保護者もおじいさんおばあさん、お父さんお母さんと家族での参加が多い。

 公民館での活動のほかに、地区の幼稚園・保育園・こども園からも声がかかるし、高校への出前授業も頼まれたりする。夏休みの学童保育にもお邪魔する。最近は高齢者施設にも出かけることも増えた。

 メンバー全員のミーティングは月に一度行い、ボランティアだからということに甘えず、より質の高いものにするべく勉強会も行っている。



09:23
12345
当サイトの使い方
先生にインタビュー・授業と学校図書館
使いこなす情報のチカラ・読書・情報リテラシー
本の魅力を伝えるあれこれ・学校図書館の日常
使えるブックリスト紹介・テーマ別ブックリスト
ちょこっとアイデア玉手箱・司書のお役立ち情報
活かそう司書のまなび・司書研修の報告
GAKUMOPAC・東京学芸大学学校図書館の本をさがす
授業事例を大募集!!
Library of the Year ありがとうダブル受賞!
資料アラカルト
GAKUMOのひみつ
リンクフリー
会員専用掲示板
今月の学校図書館
ご意見・お問い合せ
このサイトについて
無料でお届けメールマガジン
ツイッターで紹介するフェイスブックで紹介する