平成29年12月9日
HATOプロジェクト最終年度報告シンポジウムで放映
教育が困難な状況の学校では、「学びの損失」が招く様々な教育課題が生じており、大学と教育現場が協働し、学習のもつ多様性回復のための普遍的モデルの開発が求められている。そのためには学校教育現場と連携して、地域、および地域のステークホルダーが、教育環境の支援体制を再構成していくことが求められる。このような背景に教育環境支援プロジェクト(以下、本プロジェクト)は立脚し、総合的な教育アプローチによる「学習多様性(進学的学力のみでない学びの価値付け)」の実践を通して、特徴ある地域における小学校・中学校の教育環境サポートモデルを構築している。さらに、本プロジェクトの「臨床的な学修モデル」の開発検証プロセスは、現在も4大学を超えて共有が広がり、各大学の特徴ある教育環境支援についての意見交換や、「臨床型教員養成プログラム」についても情報交換が進んでいる。