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視覚障害リソース・ネットワーク
Vision Impairments' Resource Network
Last update 2003.06.01
白杖について
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2003年6月1日最新版
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このページの目次
白杖
補装具としての白杖
身体障害者手帳
補装具
日常生活用具
申請手続き
白杖
「白杖(はくじょう)とは、文字通り、白い杖のことですが、現在日本の歩行訓練で用いられている杖には、一本ものの直杖(ちょくじょう)と折りたたみ式とがあります。材質はグラスファイバー製、アルミ合金製がほとんどで、中にはカーボングラファイト製などもあります。
代表的な白杖(アルミ合金製のもの・ジオム社)
ジオムデザイン・リジット・ポケッタブル4・ポケッタブル6
ポケッタブル4折り畳んだ状態
ポケッタブル6折り畳んだ状態
補装具としての白杖
身体障害者手帳を取得すると、白杖を補装具 として受給することができます。 居住地の福祉事務所(役所の中にあり、福祉課、住民課福祉係、高齢福祉課など、名称は様々ですが、「身体障害担当」といえばたいてい分かります)の窓口へ
申請手続き
をします。 →
参照:「日常生活用具」
身体障害者手帳
一定の身体障害の要件を満たすと身体障害者手帳の交付を受けることができます。様々な経済的援助や制度上のメリットが享受できますので、福祉事務所へ相談して下さい。なお、身体障害者手帳の申請には医師の診断書など必要な書類もあります。
補装具
身体障害者手帳の交付を受けると申請することができるものの一つで、体の機能を補うための装具類をいいます。手帳の等級が1級から6級(つまり全て)の方が対象になります。視覚障害の場合には、次のような補装具があります。
眼鏡類(矯正眼鏡・コンタクトレンズ・弱視眼鏡・遮光眼鏡・色レンズ等)
義眼
眼鏡類、義眼については医師の意見書が必要になります。
盲人用安全杖(白杖)
点字器
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日常生活用具
身体障害者手帳を取得し申請することのできるもう一つの制度です。補装具とは別の制度です。一部を除いて1・2級の方が対象になります。次の日常生活用具があります。
点字タイプライター
盲人用テープレコーダー
盲人用タイムスイッチ
盲人用体温計(音声式)
盲人用体重計(音声式)
音声電卓
盲人用秤
盲人用時計(触読式・音声式)
電磁調理器
視覚障害者用拡大読書器(1〜6級まで対象)
点字図書
カナタイプライター(製造終了)
歩行時間延長信号機用小型送信機
居住地によって扱える品目に違いがあるので、役所の窓口に問い合わせてください。この他にも扱える品目、例えば自動消火器や火災警報機、緊急通報システム、音声ワープロなどを給付する地域もあるようです。
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申請手続き
補装具、日常生活用具や公共交通機関やタクシーチケットなどの経済的な援助、税制上の優遇措置などを受けるためには、役所の担当窓口に申請にいく必要があります。(自動的に受給できるわけではありません)
補装具、日常生活用具の申請には次のものを用意していきましょう。
身体障害者手帳
役所と契約している業者の見積書
印鑑(認め印)
所得を証明する書類(納税証明など)
申請書類(役所の窓口に備え付け)
窓口に申請にいくのは代理人でも可能です。事前に電話などで問い合わせておくとよいでしょう。
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このページの担当は新井宏でした。
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