理科のありか

発芽はかせ先生になろう!
【担当】
高橋 修・里 嘉千茂・佐藤たまき
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 日時: 2008年3月28日(金) 東京学芸大学 S棟南芝生の上
誰でもできる野外学習:講座様子

  自分自身のからだをものさしにして,いろいろなものを測ってみました!芝生の上でまあるく座っての講座は,なんだかピクニックのようでした(図1)
.  手・腕・足・目からだのすべてを使って,講義棟窓の大きさ,講義棟の幅,長さ,さらには講義棟の高さまで,自分で考えた単位で表してみました.ある人は1ピカチュウ,ある人は1タカハシなど,自分だけの長さの単位を考え出して楽しみました.なんだぁ〜その単位はぁ〜(笑)(図2)
 おのおのそれぞれ自分の単位が,メートルで換算するとどのくらいの長さか,巻き尺で確かめて答え合わせです.みなさん,どのくらい正確に長さを測ることができたのでしょうか?(図3)
 今度は地形をからだで感じてみました!TAの皆さんが歩幅で距離を測るやり方を説明してくれました.さあ,よ〜いドンで10mをどのくらいの歩数で歩けるか確かめて見ましょう.それが終わったら近所の国分寺崖線まで歩いて地形の起伏を感じとる実習です!
 歩きながら足の裏で感じとると,国分寺崖線までは,だらだら坂,急な坂,そして案外平らな地形が続いていることがわかりました.(図4)
 新学習指導要領の基本的な考え方のなかに,思考力・判断力・表現力を育む活動として,1)体験から感じとったことを表現すること,2)事実を正確に理解し伝達することなどがあります.長さや高さを自分のからだで感じとり,そしてできるだけ客観的に表現できることが大切であると考え,今回の講座がひらかれました.国分寺崖線が平坦面(段丘面)と平坦面(段丘面)をつなぐ段丘崖であることなども感覚的に理解できたと思います.
(文責 高橋)