理科のありか

物理学実験
担当:鴨川仁
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2007年10月〜2008年2月
物理学実験

 物理は、理科生においても特に苦手意識のある科目であり、数学と並ぶ科学の基礎科目であるが不安を感じる傾向が顕著にみられる。以上の観点から苦手意識を持つ学生においても物理の知識や思考力、実験技術の習得のみならず物理教育的な観点について学べる実験授業の構築を試みた。
その大きな試みとしてビデオ収録による実験プレゼンテーションを行った。4人1組でチームを作り、今まで行った実験項目一つについて5分程度の実験説明ビデオを製作する。次週までにビデオの編集を行った上で批評・討論会を行い、教育法においても議論を行う。これらのビデオは次セメスターの実験予習用ビデオとして学内Webにて公開し、以後の授業資産としても活用できるようにした。2007年度後半に収録したビデオは2008年度前期に授業で用いた。その効果であるが、同一実験にもかかわらず実験時間ほぼ70%になった。さらに、物理に関するより深い議論が行えるようになった。