理科のありか

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講演会ロゴマーク 第2回 理科GP講演会

福田泰二(元千葉大学教授・前私立武蔵中高校長)
「ウソとホントウの植物観察」〜身近な材料を使っての実物教育〜
担当:岩元明敏
【日時・会場】2008年1月30日

第2回 理科GP講演会

 理科教育においては、教科書だけではなく、生物、化学物質、鉱物などを用いた実物による教育が大変重要である。しかし、教員を目指している学生でも、こうした実物教育のやり方が分からない、自信が持てないという人が少なくない。そこで、第2回の理科GP特別講演会では、中学校、高等学校、大学で教鞭をとり、生物教育に関して幅広い経験を持つ福田泰二博士を招聘し、実物教育の重要性をテーマとした。
 講演では、実際に実物の植物を使って、テキストに載っている「ウソ」と実物を観察することによって分かる「ホントウ」について、葉の並び方の規則性(=葉序)などを中心に解説が行われた(図1)。また、実際に福田博士が中学校でおこなった授業が再現され、受講者も参加しながらの講演会となった(図2)。この結果、受講者、特に理科を専攻としない学生が、身近な材料を活用することで具体的にどんなことを教えることができるのかが体験できる講演会になった。
 今回の講演会は、学生のみならず、教員の参加者にも好評であった。特に、講演終了後には、主に教員から多くの質問が講師の福田博士に寄せられた。逆に言うと、学生からの質問はそれほど多くなく、学生が質問しやすい雰囲気作りをすることが課題と感じた。

 

講演会ロゴマーク 第1回 理科GP講演会

大槻義彦 (早稲田大学名誉教授)
「急げ、理科教育」
【日時・会場】2007年12月13日(木) 16:10〜17:40 講義棟W110

第1回 理科GP講演会

メディアから絶えず非科学的な情報が流れる中 子供たちに対してどのようにすればきちんとした科学的判断が つくか、いくつかの調査結果をもとに理科教育の方法の提案がありました。 その中で持続的な理科教育が最も効果的であるというお話でした。