教員需給モデルプロジェクト(令和4年度~令和5年度)
プロジェクトの概要
近年、教員採用試験の受験倍率の低下が顕著になっており、諸調査によって学校現場における「教師不足」の実態が指摘されています。教員政策を担う文部科学省、任命権者である教育委員会、教員養成を担う課程認定大学にとって質の高い教員の育成と確保は、最重要の課題となっています。また、こうした現状を引き起こしている要因として、いわゆる「ブラック」な教員の勤務環境に求め、教職の魅力低下を訴える声があちらこちらで聞かれ、労働条件の改善や教職の魅力発信のための議論や施策が幅広く行われるようになっています。
本プロジェクトでは、文部科学省の教員政策の動向を踏まえながら、教員確保に努力している教育委員会の最新の現状や教員確保施策について理解を深めるとともに、客観的なデータを基に「教師不足」問題の本質や真の要因を分析し、将来的な需給推計のモデル構築について考えていくことを目指します。
プロジェクトメンバー
(令和4年度~令和5年度)※所属等はプロジェクト実施時
プロジェクトリーダー
佐々木 幸寿(理事・副学長/先端教育人材育成推進機構長)
奥住 秀之(総合教育科学系教授)
鈴木 聡(副学長/先端教育人材育成推進機構副機構長)
髙橋 純(総合教育科学系教授)
平田 正吾(総合教育科学系准教授)
山下 雅代(先端教育人材育成推進機構准教授)
清水 研司(学務部先端教育推進課長)
岩澤 大介(学務部先端教育推進課)
七条 太郎(経営企画室)
協力教員
福本みちよ(教職大学院教授)
増田正弘(学長特別補佐/教職大学院教授)
【外部協力研究員等】
荒井 篤子(独立行政法人教職員支援機構)
三石 初雄(東京学芸大学名誉教授)
矢田部 博貴(公認会計士・税理士)
成果公開
先端教育人材育成推進機構ブックレット『教員需給を考える―「教師不足」「ブラック言説」「教職の魅力」』(教員需給モデルプロジェクト編)を刊行しました。