I Dig Edu(アイ・ディグ・エデュ)とは、東京学芸大学が企画運営する教育者が主体的に学べるコンテンツを提供するプラットフォームです。

I Dig Eduとは

名前の由来

「I Dig Edu」という名称には、二つの意味が込められています。

1)英語の「dig」から
 「dig」という単語には様々な意味がありますが、I Dig Eduの「Dig」には以下の二つの意味がこめられています。
・「深堀する」という意味から、教育を深く探求するということ。
・英語の俗語「I dig it!」(それ、好き!)から。このitの箇所をEduとし、「教育が好き」という意味。

2)Inspiring and Developing Independent Growth for EDUcators
「教育者の自主的な成長を促し、伸ばす」の略となっています。

I Dig Eduでは、利用者の皆様の学びを促進し、「この学び、好きだな、いいな」と感じていただけるようなコンテンツを提供して参ります。


I Dig Eduの目指すもの

I Dig Eduは、教育支援者等を含む教育者個人の主体的な学びを支援するプラットフォームです。

【多様な専門性を持った凸凹の集団】
教職員集団はこれまでのように資質・能力がフラットな集団ではなく、凸凹の集団であることを求められています。「理科の実験なら、私に任せてください!」「生徒のキャリアの相談なら私の右に出るものはいない!」「おもろい、クラスづくりには定評があります!」というような、各教員がそれぞれに得意技を持って、それをのびのびと発揮し、足りない部分は補い合うような凸凹の集団です。 
凸凹の集団を実現していくために「個別最適な学び」と「主体的な学び」ということがポイントになります。教員一人一人が、自分ならではの専門性と先導性を高めていけるような学びが実践されることが必要です。 

【個別最適な学び】
大学ならではの専門的・先導的なコンテンツをはじめ、社会人教育事業を行っている企業等が制作した多様なコンテンツを提供します。eラーニング(動画)、オンラインや対面での集合研修など、学びの形態も多様です。

【主体的な学び】
 自分の興味関心を深掘りする場を提供します。学びの成果は講師が評価するのではなく、自分自身でリフレクションを行い、AIがそれをサポートすることで更なる次の学びへ繋げていきます。研修履歴も個人が主体的に管理し、管理職との面談に役立てることができます。

【教育者の学び】
教育について学びたいのは教員だけではありません。教育支援者や教員を目指す学生にも役立つ学びを提供していきます。


主な機能

コースの受講

【コース内容】
専門的な学びや先導的な学び、教育の周辺的な内容の学び等、様々なコースを掲載しております。
(Ex. 教科に紐づく学問的専門性、データサイエンス・情報、附属学校の先導的な授業実践、個別最適化と協働的な学び、特別支援教育、STEAM教育、ICT活用、教育支援協働、福祉関連、社会人として求められる資質・能力など)

【受講方法】
学びたい時間、場所に合わせて多様な学び方が選択できます。

    • eラーニング(オンデマンド動画)
    • オンラインや対面での集合研修
    • 少人数で行う連続講座(ゼミ型研修) …等

生成AIによるリフレクションサポート

5つの問いに対してのレポートを提出すると、数分程度で生成 AI からレポートに対してリフレクションを促すコメントが返って来ます。受講者は、コメントを読んで、再度、リフレクションをすることができます。

学びのポートフォリオ

講座の最後に「リフレクションシート」に回答すると、「学習履歴」と「学びのステータス」に以下の記録が作成され、自身の学びのポートフォリオとして参照できます。

    • 学習履歴
      コース名、講師が設定した「学んでほしいこと」、リフレクションレポートとAIによるフィードバック内容が記録されます。
    • 学びのステータス
      コースに紐づく資質・能力ごとにどのくらい学んだかをポイント化・集計した学習状況が表示されます。

学びの認証

学びのステータスに表示されるポイントが一定の基準を満たすと、どのくらい学んだかを認証するオープンバッジを受け取ることができます。

    • 東京学芸大学が認証したオープンバッジが発行されます。
       ※オープンバッジの発行には申請が必要です。
    • 国際基準で標準化されているオープンバッジを利用するため、他機関で発行されたバッジと合わせて管理が可能です。

資質・能力の一覧について

東京学芸大学は、全国の教育委員会の育成指標等を分析し、教員に求められる汎用的な資質・能力の項目を開発しました。I Dig Eduでは、この資質・能力の一覧と、コースで学んだことを紐づけ、資質・能力と関連した過去の学びの実績の状況(ステータス)をポートフォリオで表示します。
また、資質・能力に結び付く学びの実績(学びの量)により、オープンバッジによる学びの認証を行います。I Dig Eduでは、コースごとにその内容に紐づく資質・能力が設定されています。利用者がコースを受講しリフレクションを行うと、資質・能力ごとにポイントが付与されます。資質・能力のポイントがたまると、資質能力の項目ごとにオープンバッジの申請が可能になります。

オープンバッジとは

オープンバッジとは、国際標準のデジタル認証です。I Dig Eduで学び、申請いただくことで、東京学芸大学による学びの認証がオープンバッジの形で付与されます。オープンバッジには以下のようなメリットがあります。

【オープンバッジを利用するメリット】
・バッジの所有者は利用者個人であるため、勤務先の異動があっても継続して利用することができます。
・昨今様々な場面でデジタル認証が利用されるようになってきましたが、I Dig Edu以外で発行されるバッジも一元的に管理することができます。
・貯めたバッジを検索したり、まわりにシェアしてアピールしたりすることができます。

I Dig Eduで獲得できるオープンバッジ

オープンバッジは、資質・能力のカテゴリ ごとに発行されます。
ポイントの獲得数に応じて、それぞれのカテゴリごとにブロンズ・シルバー・ゴールドの3つのランクのバッジがあります。ブロンズバッジを獲得するには15ポイント、シルバーは30ポイント、ゴールドは60ポイントが必要です。

※オープンバッジの例(カテゴリC【学校教育】学習指導のゴールドバッジ)

openbadge_sample.png

活用例

I Dig Eduの活用

I Dig Eduの活用

オープンバッジの活用イメージ

オープンバッジの活用イメージ

受講の流れ

1. ユーザ登録

→初めて利用される方は,新規にユーザ登録をする必要があります。

2. 講座の受講

→有料講座は購入後に、無料講座は受講者サイトにて受講申し込み後に受講可能です。受講後は各講座ごとにリフレクションシートを記入いただき、学びの振り返りを行います。受講後、各講座に応じた学びのポイントが付与されます。

3. ポートフォリオの参照・バッジ申請

→自身のリフレクションシートや獲得した学びのポイントを確認することができます。学びのポイントが一定水準に達した場合はオープンバッジの申請が可能です。

資質・能力の一覧について

東京学芸大学は、全国の教育委員会の育成指標を分析し、教員に求められる汎用的な資質・能力の項目を開発しました。I Dig Eduでは、この資質・能力の一覧と、コースで学んだことを紐づけ、資質・能力と関連した過去の学びの実績の状況(ステータス)をポートフォリオで表示します。 また、資質・能力に結び付く学びの実績(学びの量)により、オープンバッジによる学びの認証を行います。

資質・能力一覧

オープンバッジについて

I Dig Eduでは、コースごとにその内容に紐づく資質・能力が設定されています。利用者がコースを受講しリフレクションを行うと、資質・能力ごとにポイントが付与されます。一定のポイントが貯まると、資質・能力の項目ごとに認証が付与されます。
認証は、国際標準のデジタル認証であるオープンバッジとして付与されます。バッジの所有者は教育委員会や学校ではなく、利用者個人であるため、勤務先の異動があっても継続して利用することができます。
オープンバッジのデータは、利用者のオープンバッジウォレットによって管理され、I Dig Eduで発行されるバッジ以外の学びのオープンバッジも管理できます。ウォレットでは、貯めたバッジを検索したり、まわりにシェアしてアピールしたりすることができます。

バッジ申請の流れ

① 資質・能力ごとのポイントが貯まると、学びのポートフォリオの「学びのステータス」画面で、オープンバッジ発行申請用のフォームへのリンクが表示される。
② フォームを開き、必要事項を入力して送信する。
③「オープンバッジ授与のお知らせ」のメールが届くので、オープンバッジの受領手続きを行う。初回の申請の場合は、オープンバッジウォレットのアカウント登録も行う。
④「オープンバッジ発行完了」のメールが届く。
※申請から発行には数日間かかる場合もあります。
⑤オープンバッジは専用のウォレットで管理し、研修計画の立案の際の校長との対話や採用の際の材料として活用する。

よくある質問

アカウント・ログインに関する事

Q. ログインIDは何ですか。
A. ユーザ登録の際に入力いただいたメールアドレスになります。ユーザ登録後のアカウント発行メールをご確認ください。
Q. パスワードを忘れました
A. ログイン画面の「パスワードを忘れた方はこちら」のリンクから再発行してください。(ログインページURL:https://idigedu.etudes.jp/jp/user/login
Q. アカウントを複数持つことはできますか。
A. はい、可能です。ただし、それぞれの学びのポイントを合算することはできません。

支払いに関して

Q. 決済方法にはどんなものがありますか
A. クレジットカード決済のみになります。使用可能なクレジットカードは、VISA、MasterCard、JCB、AMEX、DINERSです。

受講に関して

Q. 受講者サイトに購入していない講座が表示されています。
A. 無料の講座は全て表示されます。
Q. Zoom URLボタンがクリックできません。
A. 集合研修のオンラインライブの場合は開始時刻1時間前になるとボタンがクリックできるようになります。
Q. 有料講座の受講期間が過ぎてしまいましたが、受講可能でしょうか。
A. 受講できません。再度購入してください。
Q. e-ラーニング(オンデマンド動画)を誤って購入したのですが、キャンセルできますか?
A. e-ラーニングの場合はキャンセルすることができません。
Q. 集合研修に申し込みましたが、都合が悪くなり欠席することとなりました。キャンセルできますか?
A. 集合研修を欠席される場合は、お問い合わせ先のメールアドレス宛にメールにてご連絡いただくことでキャンセル可能です。(お問い合わせ先メールアドレス:info.idigedu@u-gakugei.ac.jp) ただし、ユーザの自己都合によるキャンセルの場合は、返金できません。天候や本学事由等により集合研修が開催されない場合は、本学の所定の手続きにより受講料を返還します。
Q. 講座内容に質問があります
A. 申し訳ございませんが、講座内容についてのお問い合わせは受け付けておりません。
Q. 校内の研修教材として使用してもよいでしょうか
A. 上映等の方法での利用はご遠慮ください。参加者の方々個人でユーザ登録の上、ご自身の端末でご利用ください。

バッジについて

Q. 学びのポイントの獲得状況を知りたい
A. I Dig Eduの受講者サイトにログイン後、ポートフォリオの「学びのステータス」をご参照ください。(ログインページURL:https://idigedu.etudes.jp/jp/user/login
Q. 講座を修了すれば自動的にバッジが発行されますか
A. 自動では発行されません。「学びのステータス」の「ランク」に表示されるリンクから、発行申請をしてください。リンクは、バッジ取得が可能なポイントに達した場合に初めて表示されます。

その他

Q. メールが届きません。
メールが届かない理由としては、以下が考えられます。
  • 登録したメールアドレスが誤っている。
  • メール運営者側の迷惑メール対策やメールソフトの設定により、迷惑メールフォルダ等に振り分けられている。
  • 携帯電話等において、ドメイン指定受信等が設定されている。

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