第9回東アジア教員養成国際シンポジウム


 東アジアの教員養成系大学・学部は、本学が国内事務局を担当する東アジア教員養成国際コンソーシアムを通じて、毎年1回、日本・中国・韓国持ち回り式で国際シンポジウムを開催しています。今年は韓国の韓国教員大学校を当番校として、11月4日・5日の2日間、150名を超す来場者のもと第9回東アジア教員養成国際シンポジウムが開催されました。
 本学からは出口利定学長、長谷川正理事・副学長、藤井健志副学長、岩田康之教授、下田誠准教授、金範洙特命教授のほか、4名の博士課程の大学院生と連合大学院(埼玉大学)の小澤基弘教授が参加しました。
 「SMART Education and Teacher Education in Digital Era」をテーマとして、初日午前中からICTの活用などについての基調講演、午後は研究発表として口頭発表及びポスターセッションが行われました。夕方に開催された総長会議においては、次年度、愛知教育大学においてシンポジウムを開催することを決定し、また新たにモンゴル国立教育大学のコンソーシアム加盟が承認されました。二日目は本学岩田教授、下田准教授、大阪教育大学大脇康弘教授による国際共同研究に関する報告や若手研究者によるセッションが行われるなど活発な研究交流の場となりました。
 東アジア教員養成国際コンソーシアムは、東京学芸大学・大阪教育大学・北京師範大学・華東師範大学・ソウル教育大学校・公州大学校を中心に、東アジアの43の教員養成系大学・学部の連携のもと様々な活動を進められていますが、今回モンゴル国立教育大学の加盟が承認されたことにより、同コンソーシアムは今後も東アジアの教員養成大学等における国際共同研究、学生交流、教職員の交流の場としてさらなる発展が期待されます。

岩田教授 発表資料
Quality Assurances of Pre-service Teacher Education by Universities in East Asian Region: Issues and Points of Arguments (RG1/3)
下田准教授 発表資料
東アジア教員養成国際コンソーシアム事業の展開と今後の展望に関する一考察