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1.全国国立大学附属幼稚園

(1)概要

調査対象:全国国立大学附属幼稚園 (配布52園 回収41園 回収率78.8%)
調査期間:2014年12月
調査方法:質問紙調査…全国国立附属幼稚園各園に1部ずつ郵送にて配布・回収
調査内容:①回答者属性,②園について,③預かり保育について,④幼保連携について,⑤幼保一体化について

 

(2)まとめ 

①国立大学附属幼稚園における預かり保育の現状
預かり保育を実施しているかどうか尋ねたところ、実施していない園が35園で、ほとんどであり、毎日実施している園は1園のみでした。実施している園では、在園児のみを幼稚園の活動スペースと同じ場所で預かっていました。
今後の方向性についての項目では、取り組まないという園が23園と最も多く、その理由として、保育者の負担、今のままで十分、経費の面で難しい等の理由が挙げられていました。取り組むと回答した園(6園)は子育て支援の充実や保護者・地域からの要請が強い等の理由を挙げていました。

②国立大学附属幼稚園における保育園との連携の現状
 国立大学附属幼稚園の多くの園(37園)は、保育園との連携がないことが明らかとなりました。
 連携をしたいと感じていても、近隣に保育園がないという園も少なくありません。また、近隣に保育園があったとしても、幼保の生活時間や教職員の勤務時間の違い、在園する幼児の年齢層の違い、職員数の不足等が困難の要因となることがわかりました。また、附属園としての使命を重視しているため、保育園との連携に手が回らない、幼保よりも幼小に力を入れている等の理由から連携をしていない園もありました。実際に連携をしている園(4園)では、「日常的な子ども同士の交流」「園内研修への参加」「合同研修会への参加」「園で所有する施設や用具の利用」を行っていました。
 また、連携の有無にかかわらず、どのような連携が必要と感じるかを、具体的に項目を挙げて尋ねたところ、国立大学附属幼稚園全体として「園内研究会への参加」「合同研究会への参加」「幼保の保育者同士の交流」の必要性を強く感じている結果となりました。

③国立大学附属幼稚園の幼保一体化への意識について
 幼保一体化についてはしたくないと考えている園が最も多く、20園が「したくない」と回答していました。その理由としても「今のままで十分」という回答が多かったです。一体化したい園や既に検討している園はなく、検討していきたいという園も4園と1割に満たない結果となりました。「同じ幼児期の教育を担っている幼稚園と保育園が同じ考え方、同じ教育内容で幼児教育をしていくことが必要であると考える…」「まずは保育者同士が連携をしていくこと、その中身(幼児期の教育)についてしっかりと話し合い、互いの保育実践を深めていくことが大切だと思う」等、同じ「幼児期の教育を担っている」という視点から幼稚園と保育園が連携をしていくことが優先と考える園があることがわかりました。

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