履修者の体験談

実際にフランス語を学習した、みなさんの先輩たちの声です。最初は、今の皆さんと同じように悩んでいたはずです。
フランス語を選択し、充実した未来を体感してみませんか?

語学でとどまらず、世界の動きが見えてくる

東京学芸大でフランス語を学びながら、私はグローバル社会に生きる我々がフランスという国を深く理解することの重要性をたびたび実感してきました。近現代を通じて、文化的かつ政治的に多大な影響力を世界に誇ってきたのがフランスという国です。
さらに近年の国際社会が抱える問題には、過激派イスラーム集団のテロリズム、シリアの移民問題、EUの存続危機などが挙げられますが、それら全てにフランスという国は密接に関わっています。
以上を踏まえ、新たにフランス語を学ぼうとする方々にアドバイスするとすれば、大学での4年間を費やして取り組むだけの価値がこの言語にはきっとある、ということを伝えたいです。(J)

フランス語だから感じるぬくもりを学びました

フランス人はフランス語で話しかけると嬉しく感じてくれるせいか、とても親切に対応してくれます。
実際にフランスで使って、うまく伝わると彼らの温かさや優しい精神に触れることができました。また伝えることができた、聞き取ることができたという達成感は英語よりもはるかに大きいです。
また、この言語の響きはとても綺麗で心地がいいというのが特徴です。そして、会話の流れは他の言語と比べて早いので言語能力の向上や頭の回転の速さのアップにもつながると思います。
最初は少し苦労すると思いますが、ユーモアにあふれるフランス語の授業で1から楽しく学べます。みなさんもフランス語を学びましょう。(T)

旅行先でフランス語が通じ、とても嬉しかったです

フランス語を履修し始めて3年が経過しました。履修し始めた頃は、形容詞に男性形・女性形があったりと、日本語とは全く異なる構造をとるフランス語に対して大変戸惑い、現在でも苦戦の連続です。
そんななか、つい先日、物心ついた時からずっと夢見ていたヨーロッパ旅行の一環としてパリを訪れました。これまで勉強してきたフランス語が、現地でどの程度通じるのか試してみたいというドキドキ感と共に、現地の方々と積極的にコミュニケーションを図ると、自分が想像していた以上にすんなりと相手の方に自分の考えを伝えることができました。
3年間の成果をこのような形で感じることができ、大変嬉しかったです。(K)

フランスへの興味を、留学まで繋いでくれた授業でした

中学生の頃フランス映画を観てからフランス語やフランス文化に漠然とした憧れを抱いていましたが、フランス語の授業を受けるまではなんとなく難しそうで取っつきにくいものだと思っていました。
しかし実際に勉強してみると英語と似ている部分も多く、フランス語を学ぶのはとても面白いです。フランス語の授業を履修してきて大変だと感じることもありましたが、フランス語を学ぶことを通して語学だけでなくフランスやヨーロッパの文化や歴史についても学ぶことができ、どの授業も有意義なものばかりでした。
大学でフランス語を学べたことは私の視野を広げてヨーロッパ文化への関心をさらに高めただけでなく、留学を後押しするものとなりました。(F)

フランス語を通じて広い視野を獲得できました

私がフランス語を習い始めて早四年が経ちます。大学の授業、留学生との交流、派遣留学を通してフランス語に接してきました。
中でも、本学に来た留学生との交流と自身の留学生活は非常に楽しく有意義な時間でした。留学生とは学内でランチをしたり、花火大会に行ったりと非常に親しい関係を築きました。自身の留学中も彼女と連絡を取り続け、パリでの生活を支えてもらいました。
1年間の派遣留学は、フランス語習得以外にも、外から日本を見る視点と日本人としての自分を考える機会となりました。
また、フランス・ヨーロッパ各地に足を運び、肌で歴史や空気を感じられたのは留学ならではの経験でした。
4年間で得た1番の価値は、ヨーロッパの深い歴史への知見とフランス人の友人です。
フランスの文化や歴史に興味があり、広い視野を得てみたい方にぴったりの環境が本学にはあると感じております!(G)

1年では足りないほどの魅力がたくさん!!

私にとってフランスに留学したことは、価値観が変わるとても貴重な経験でした。
最初はフランス人の話すフランス語のスピードについていけず、自分の言いたいことをスムーズに伝えられない、もどかしい思いをしましたが、それがフランス語を勉強する良いモチベーションにつながりました。
大学ではフランス人の友達がたくさんでき、実家に遊びに行かせてもらったり、国内外を一緒に旅行したりと、とても楽しい思い出ができました。
パリでは歴史的な芸術や文化に触れることができ、いろいろな人と出会って視野も広がります。
1年間では足りないほど、フランスの魅力はたくさんあります。ぜひフランスで勉強して、魅力を体感してみてください。(H)

フランスへの留学が自分の価値観を変えた

フランス語を履修して一番よかったと思えるのは、現地に留学し、フランスを直に見ることができたことです。
こんなにも長い間フランスを見つめることができる期間は今後得られないと思います。
また、フランスの友達やその家族からよく自信をもってといわれます。日本では周りとの比較でいつも自信を持てないことが多々ありましたが、フランスの人々には「自分は自分」という意識があるようです。私も自分のできることをやればいいんだと思えるようになりました。
そういった意味で私の価値観を変えることができたと思います。
また、交流の幅が広がるという点においてもフランス語を学ぶ価値は大いにあると思います。
英語をあまり話せないフランス人に自分の身に付けたフランス語が通じた時の喜びは素晴らしいものです。
みなさんもぜひフランス語を学んでみてはいかがでしょうか。 (M)

フランスへの興味が体験に変わる経験

私の留学の目的はフランス語を磨くことと,身をもってフランスの社会を経験することでした。そして、それまでテキストや教室で学んできたことがらを、すべて実際に自分の目でみることができたと思います。
知識として知っていたことを自分で体験することができましたし、フランスの人々と話したりする中で、日本と欧米の思考の違いなども実感することができました。
フランスの社会や生活を経験できたことは私にとって楽しくて貴重な経験でしたし、今後の私の生き方にも影響があると思います。(S)

フランス語の学習で社会の見方が変った

私がフランス語を履修して、得られるまたは得られたと思うことは語学能力だけではないと今現在感じています。というのも私自身、フランス語を始めてからより多くのコミュニティを広げることができたからです。主に日本に来ているフランスの留学生と話すことが多いのですがやはり日本、また他の国の人たちとはまた違った考え方を得ることができます。この自分ではできないような考え方は今後やりたいことや今したいことに対して多くの示唆を与えてくれます。また、フランス語を履修したことにより、社会の見方が少し変わったような気がします。例えば、ニュースサイト・番組などを見る時も日本・アジア・アメリカだけでなくヨーロッパ方面のほうのニュースも見るようになりました。自分がフランス語を履修し始めて変わったのは、自分で気づいていること気づいていないことを含めてこれだけではないと思います。しかし、今フランス語をきっかけにやりたいことを見つけることができ、楽しく学習することができています。(Y)

「フランスの芸術の奇蹟、そしてその出逢いに感動する毎日を」

 私が西洋音楽史を研究する上で、特にフランスを主な地域に設定した理由は、単にその音楽に魅せられただけという訳ではありません。寧ろ私とフランスとの繋がりは、音楽ではなく詩や文学から始まりました。高校から大学にかけフランスの音楽を研究してゆく中で、私はかつて好きだったフランスの詩や文学に幾度となく再会することが出来ました。そしてフランスという大きなルーツを基に、諸芸術がお互いに影響し合いながら形成されてゆく、その様相に感動を覚えました。フランスというひとつの概念を学ぶと、想像を絶するマクロコスモスや奇蹟に出逢うことが出来ます。音楽、美術、文学――その他様々な芸術や文化との出逢いを求めて、フランスを楽しんでゆきましょう。(N)

音楽をきっかけにフランス語を学びました

私がフランス語を勉強し始めたきっかけは、フランス音楽の魅力に惹かれたためです。
機知に富み、まるで水彩画のように美しく豊かな色彩をもつフランス音楽の虜になった私は、より追究するために大学院(音楽コース、声楽科)に進学しました。
声楽曲は言葉と音楽が密接しているため、演奏者が作曲家の意図することを汲み取るためにはテキストを深く読み込む力をつけなければなりません。したがって、語学学習は欠かせないわけですが、私はフランス語の勉強を続けていくうちに、徐々にフランス音楽独特の面白さやエスプリをより理解した上で歌えるようになりました。
さらに質の高い演奏ができるよう、これからもフランス語の勉強をコツコツ続けたいと思います。 (A)

フランス留学が様々な人との出会いをくれました

スカラシップ賞の受賞がきっかけで、突然半年後のフランス留学が決まり、フランス語学習経験ゼロの私は慌てて日仏学院へ一期通い、渡仏したパリでの住まいは国際大学都市のベルギー館。入居者の7割がベルギー及びルクセンブルク人で、キッチンは共同、とりあえずキッチンには行こうと決めて、拙いながらも会話をしようと努めるうちに、少しずつ友達も出来てきました。音楽院の門下には私以外の日本人はおらず、フランス人、ナイジェリア人、ギリシャ人という顔ぶれでした。音楽院の傍らソルボンヌのフランス語講座で多国籍なクラスに週4回通い、声楽の先生が歌ってくれる見本と他の人のレッスンを聴講し、音楽用語を少しずつ覚えていきました。
フランス人はフランス語に誇りがあります。質問をすれば惜しみなく教えてくれるので、わからないとはっきり言える勇気を持つことも大事です。また、声楽での留学を志す人の場合は、会話発音ができる=フランス語で正しく歌えることにはならないので、会話発音ができるようになっただけで満足せず、特に母音を明確に発音できるよう研究していくと強みになると思います。
留学中はフランスにいるからこそ出会える様々な国の人たちと、積極的に交流していってほしいと思います。フランス生活で得られる一番の収穫は、やはり人との出会いだったと思っています。(S.K)