東京学芸大学 教育心理学講座

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カウンセリングコースのカリキュラム―心理学と教育支援に関する充実した授業科目

カウンセリングコースの科目は大きく,1)カウンセリングの専門科目,2)教育・教育支援の科目,3)教養科目の3つの群に分けることができ,4年間で124単位,約70科目を履修します。

「カウンセリングの専門科目」では,臨床心理学を初めとした様々な心理学の理論・知見を学ぶための科目や,心理学の研究を行うための研究法の科目,そしてカウンセリングの実践に関する科目などが開かれています。

「教育・教育支援の科目」では,教育学部の学生として教育の様々な課題について先端的な内容を学ぶとともに,教育支援課程(E類)の学生として,多様な教育支援の実際をゲストスピーカーから学んだり,教育をめぐる諸課題にチームで取り組むための演習の授業を受けます。

「教養科目」は,東京学芸大学の学生に共通の科目群で,大学生が教養として身につけておくべき様々な学問を学ぶ「総合学芸領域」の科目,そして健康・スポーツや語学の科目からなっています。

このようにカウンセリングコースでは,教育支援課程の学生として必要な知識を修得しつつ,カウンセリングや心理学の技術・知識を身につけるために多種多様な科目を学びます。

1年生 2年生 3年生 4年生












心理学の知見や理論の
学習

臨床心理学概論

心理学概論

人間理解の心理学

教育・学校心理学

発達心理学

スクールカウンセリング概論

カウンセリングとキャリア形成

障害者・障害児心理学

福祉心理学

産業・組織心理学

社会・集団・家族心理学

知覚・認知心理学

健康・医療心理学

司法・犯罪心理学

学習・言語心理学

感情・人格心理学

神経・生理心理学

人体の構造と機能及び疾病

精神疾患とその治療

臨床心理学の研究法

カウンセリングコース入門セミナー

心理学統計法Ⅰ・Ⅱ

教育・心理データ解析法

心理学研究法Ⅰ・Ⅱ

心理学実験

臨床心理学基礎演習

臨床心理学応用演習

カウンセリングの実践

面接技法演習

心理学的支援法

心理的アセスメントA・B

心理療法実践演習

心理演習

公認心理師の職責

心理実習Ⅰ・Ⅱ

関係行政論







教育の様々な課題 教育創成科目 教育創成科目 教育創成科目
教育支援の理解

教育支援概論A・B

教育支援協働演習A・B




総合学芸領域

日本国憲法,人権教育,AI時代の情報

心理学・哲学・思想・文学・芸術

生活・地域文化・歴史・社会・多文化共生

自然科学・環境・情報

健康・スポーツ

ウェルネス概論

スポーツ・フィットネス実習

語学

英語コミュニケーション

初習外国語科目

カウンセリング専門科目の特徴―臨床心理学の実践力を高める構造化されたカリキュラム

上で説明したカリキュラムのうち,カウンセリングコースに特化した「カウンセリングの専門科目」について詳しく説明します。

カウンセリングコースの専門科目は,国家資格「公認心理師」を養成するための学部カリキュラムに基づき用意されており,大きく「心理学の理論・知見を学ぶ科目群」「臨床心理学の研究法に関する科目群」「カウンセリングの実践に関する科目群」の3つからなっています。

「心理学の理論・知見を学ぶ科目群」は,様々な心理学を主に講義形式で学習する科目で,「臨床心理学概論」~「精神疾患とその治療」まで,多様な心理学とその関連領域の科目が開講されています。

「臨床心理学の研究法に関する科目群」では,心の問題についてエビデンスをもとに考えられるようになるために,心理学の研究法を学びます。この科目群は,1年生から4年生へと段階的に能力を高められるよう構造化されているのが特徴です。具体的には,1~2年次に様々なデータの分析法を学習し,2年次には,質問紙法,面接法,実験法,観察法といった心理学の基本的な研究技法を学習します。そして,これらで身につけた研究能力を,3年次の「心理学実験」におけるグループでの研究実践を通じ自分のものとした上で,それぞれが研究室(ゼミ)に配属され,各自の研究をスタートします。そうして4年次には,研究成果を卒業論文としてまとめ,最終的に発表会にて教員や後輩達の前で発表します。このように研究法に関する科目群は,下の学年で身につけた能力を上の学年で実践する形で各科目が関連づけられており,様々な研究スキルを効果的に身につけることができるカリキュラムとなっています。

卒業論文作成までの道のり (臨床心理学の研究法に関する科目群)

最後の「カウンセリングの実践に関する科目群」では,事例検討・面接・ロールプレイを通じた相談技法の演習,様々な心理療法の理論と実践,そして心理検査の実施法や解釈について学びます(心理学的支援法,面接技法演習,心理療法実践演習,心理的アセスメント,心理演習)。また,公認心理師の仕事や法・制度について学ぶ科目も用意されています(公認心理師の職責,関係行政論)。そして,4年次にはカウンセリングの実践に対する理解を深めるために,「心理実習」において臨床現場の見学実習を行います。