岸田國士作品の上演に当たって行なった勉強会での発表要旨を掲載しています。
・齊藤礼華
岸田國士の思想史について。 ジャック・コポーに師事したことにより彼の演劇的思考はコポーの演劇理論をほぼ丸ごと摂取したものになることから、帰国後・30年代初頭「商業演劇の発達、アカデミーの必要性、近代演劇は「商品」としての普遍的な芸術であるべき」と自身の考えを示していくに到る過程を思想史として研究した。 ・松下麻子 岸田國士の生涯についてまとめた。作風が心理主義的だったことなど新たな発見も。回想録という形で岩田豊雄から見た岸田の生涯を検証。 |