岸田國士及び作品に関する考察

   岸田國士作品の上演に当たって行なった勉強会での発表要旨を掲載しています。
    
      
・岡見達矢

岸田が所属していた雲の会というものについての考察。雲の会会員の説明。雲の会とは「文学の立体化」、演劇と文芸芸術との間でお互いに刺激を与えあうことなどを目標とするものであった。福田・小林・千田・木下など、岸田と同時期に活躍した劇作家の考えを垣間見ることができた。


・鈴木梢

岸田國士と同時期に活躍していた作家について、「今回公演する作品」という風により焦点を狭めて考察した。そこで岸田と芥川が同時期に活躍していたこと・5月公演「藪の中」10月公演「近代能楽集」そして2月公演「ヂアロオグ・プランタニエ、葉桜、秘密の代償」の今年度の公演すべてが同時期の劇作家によるものだという興味深い事実も判明。