東京学芸大学Webオープンキャンパス

学長あいさつ

学長

高校生のみなさん、本学のWEBオープン・キャンパスを訪ねてくれてどうもありがとう。

みなさんは、何か学びたいことをもっていますか?大学では、高校までとは違って、いろいろなことを幅広く学ぶというわけではありません。そういうことも、一般教育として多少は求められますが、しかし、学びの中心は、ある学問の、非常に狭いとも言えるような領域についてです。いわゆる、専門的なことで、それゆえ、大学での所属を"専攻"などと言います。

学びたいことがないと大学生活は、もったいないことになります。部活やバイトがあるからいいやと思う人もいるかもしれませんが、しかし、大学生活で時間的に一番大きな部分を占めるのは、授業であり、勉強する部分でしょうから、それがあまり面白くないというのは、大変にもったいない話で、時間を無駄にするものです。ですので、大学へ進学するなら、是非とも学びたい、勉強したいものをもってもらいたいと思います。

もう学びたいことをもっている人はいいのですが、しかし、ない人はどうしたらいいか?じっと考え込んでみるなどというのはあまりいい方策ではありません。何か読んだり、誰かと話をするなど、外に向かって何か活動しないといけません。そういう今の自分を越えていくような活動をすると、それが刺激となって、自分の好きなこと、学びたいことが生まれてくるというものです。

みなさんが参加している本学のこのWEBオープン・キャンパスも、あなたがたの今を越える体験となることを願っています。そして、学びたいことがなかった人にも学びたいことが見つかり、さらに、本学がみなさんの進学希望先となれば、大変うれしく思います。

東京学芸大学長
國分 充