東京学芸大学 B類英語専攻 4年
深井 雄介さん
なぜ学芸大学に入学したのですか?
もともと人とコミュニケーションをとることが好きで、いろいろな人と関わりを持ちながら学んでいきたいと思い、各地方から人が集まる場所である東京で教育を学ぶことを決めました。また、教育のなかでも、教育理論だけでなく、英語をどう教えるべきかといった英語教授法もしっかり学びたかったので、教育の現場や実践を多く学ぶことができる学芸大学に入学を決めました。
部活動ではどんな活動をしていますか?
アマチュア無線クラブや陸上同好会に所属しています。小学校6年生のころから無線に興味を持ち、資格を取得しました。今では、モールス信号の勉強だけでなく、コミュニケーションツールである手話や点字の勉強も続けています。最近では、国際旗信号を勉強中です。やっぱり根底にはコミュニケーションの取り方の多様性に面白さを見出していて、いろいろなコミュニケーションツールに心惹かれますね。
3年次の教育実習はどうでしたか?
3年次の教育実習では、附属国際中等教育学校に行きました。英語を担当し、オールイングリッシュで「教育の大切さ ~よりよい教育とは~」という題材で授業させていただきました。自分にとってよりよい教育とは何なのかを考えてもらう授業内容です。食べ物が好きなら食育について考えたり、サッカーが好きなら人工芝を学校に取り入れるにはどうしたらいいのかを考えたり、題材に沿っていれば各々の着眼点は何でもいいのです。自分自身にとってのよりよい教育、学校づくりについて主体的に考えてもらうように展開しました。
将来の夢は何ですか?
今はまだ悩んでいるところです。このままストレートで教員になる進路だけでなく、大学院に進んだり、企業に就職したり、教育現場の外に出てみるのもありなのかなと思っています。決して教育や教員が嫌になったわけではなく、むしろ教育の現場に行って自分がどのように支えられるのか、どう関わっていったらいいのかをもう少し明確にしたいと思っていて、今は自分の将来については模索中です。
受験生にヒトコト!
学芸大学は、英語や数学、美術、体育、書道など各教科の学科はもちろん、特別支援教育やスクールカウンセラーなど、教育に対して多様なアプローチを保証している大学なので、教育に少しでも興味があったらぜひ受験してみてください。いろいろな人と関わりを持つことができるので、人が好きであれば人を通して学べる環境だと思います。
取材・撮影/細川絢加 大菱池遼