学校案内

校長挨拶

 本年4月から本校に着任いたしました校長の福本みちよと申します。新年度はいつも慌ただしく幕を開けますが、今年度は特に先が見えない不安定な社会情勢の中でのスタートとなりました。それでも学校は、生徒の学びを確保するために懸命です。これから先生方と共に、本校の教育活動の充実に向けて学校づくりに取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
 東京学芸大学の附属学校は、大学と連携しながら「協働して課題を解決する力」「多様性を尊重する力」「自己を振り返り、自己を表現する力」「新しい社会を創造する力」の四つの力をもった次世代の子どもたちを育成することを目標としています。
 本校は、さらに、本校独自の自由で自律的な教育環境のもと、「個性的で人間性豊かな人格をつくる」「創造性豊かな人間を育てる」「敬愛の精神にあふれた人間を育てる」を学校教育目標に掲げ、中学生という自分の可能性を大きく広げる大切な時期が充実したものとなるよう活発な教育活動、研究活動を展開しております。
 生徒たちは、日々変化していく社会の中で生き、これからの社会を支えていく存在であり続けます。「今」を読み解く力だけでなく、「将来」がどのような社会環境になっていくのかを見渡す力が求められます。これからの社会は、変化のスピードがさらに早まり、これまで経験してこなかった困難な課題にも向き合っていくことが求められるでしょう。
 中学校3年間において、そうした社会を支えていく力の源を生徒がどれだけ修得することができるのかが問われます。自らの学びは、自らの意思と意欲でその幅が広がっていきます。生徒一人ひとりが学ぶ楽しさを実感し、生涯にわたって主体的に学び続ける力を修得できるよう、本校教職員は一丸となって生徒を支援し、全力で教育活動を展開してまいります。

   令和2年4月

東京学芸大学附属世田谷中学校
校長 福本 みちよ

副校長から

 附属世田谷中学校では、「問題を解決する力」と「人とかかわる力」を重要な資質として育てたいと考えています。複雑化した現代社会では個人の力だけでは解決できない問題が多くあるからです。
 例えば、本校で大切にしている芸術発表会では、限られた期間内に、1つの完成した作品や合唱を生徒自身の手で創りあげることが求められます。先生はほとんど手伝いません。準備は1ヶ月以上前から始まります。生徒自身が本番までのスケジュールを管理し、一人ひとりの役割分担を行い、作業や練習を管理します。リーダーとして役割を果たす者もいれば、フォローしていく者もいます。各自がそれぞれの役割を責任を持って果たしていきます。
 今求められているものは、正解のない問題に取り組む力、新しいものを生み出す力です。生徒は、時にはぶつかり合い、悩みながらも協力・団結して作品や合唱を創りあげていきます。多くの人を巻き込みながら新しいものを創りあげていく、これは社会に出てからも必要な力です。
 附属世田谷中学校の教育は、知識やテクニックだけではない、本当の学力を身につけるための基礎を培い、様々なイベントを生徒が経験し、生徒自身が創りあげていくことで、全人格的な教育を目指しています。

副校長 鈴木 雄治