本プロジェクト目的は、幼保一体化の在り方を実践的に検証しながら、質の高い学校教育・保育の一体的提供を目的とする保育園・幼稚園における保育・教育課程を構築すること、幼保連携において必要となる学生の学びとそれに応える保育者養成プログラムのモデルを提案することです。
子ども・子育て新システムに関連する基本制度等に基づく関連法案が制定され、その実現に向けた取り組みは喫緊の課題です。幼稚園と保育所が連携を深めていく中で、保育・教育内容及び保育者養成の在り方を検討することは、学校教育・保育現場において全ての子どもの育ちが等しく保障されるために重要な教育課題となっています。
東京学芸大学では、平成25から27年度の3年間、文部科学省特別経費により「質の高い学校教育・保育の一体的提供を保障するための保育・教育課程の構築」(通称幼保連携プロジェクト)に取り組み、附属幼稚園小金井園舎と隣接する学芸の森保育園がそれぞれ独立した形態(共立型)をとりながら、両者の資源を最大限に活用し合う体制づくりを目指した連携の在り方を実践的に検証しました。