学び合いの言葉
ことばの森を探索し、真の国語力を培う
特色
本コースは、中学校・高等学校の教育現場で活躍できる、高い専門性をもった国語科教員の養成を目的としています。中等教育における学習内容と指導法を学びつつ、日本語、日本文学、中国古典などの日本の言語文化に対する認識を深め、高い言語能力と豊かな言語感覚を備えた指導力あふれる人材を育成します。
4年間の学び
B類国語の学びは、教科教育学としての国語科教育学の領域と、それを支える基礎科学としての日本語学・日本文学(古典文学・近代文学)・中国古典学の全5領域から構成されています。これら5領域の授業のどこに比重をかけるかは基本的に自由です。それらの履修の仕方によって自分なりの国語教育観がつくられ、その国語教育観によって次の履修科目が決まってきます。1年次ではこれら諸領域の基本的な概念と枠組を、日本語学概論、日本文学概論、日本文学史、中国古典文学概論、中国古典文献概論の講義で学びます。2年次からは、より専門性を深めるために、1年次の基礎をふまえつつ自らが調査研究してきたことを発表する演習科目が5領域で数多く設けられています。特に日本文学は上代・中古・中世・近世・近代・現代のように時代別の演習の授業を履修できます。他にも、日本語文法、日本語音声、日本語教育と言語学、言語習得と発達など、日本語に関する科目も豊富です。あわせて、それらの知識に基づきつつどのように指導するかを「国語科教材論」「中等国語科教育法」などで体系的に学びます。なお、3年次からは自分が所属する研究室で卒論に向けての準備が始まるので、2年次後半までにどの領域のどのようなテーマを深く究めたいか決めることになります。そして、4年次では4年間の学びの集大成として研究室の教員の指導を受けながら卒業論文をまとめます。
先輩からのメッセージ
私はB 類国語コースの皆に出会えてよかったと今までに何度も感じています。各々の素質能力が高く、それを惜しみなく相手に対して発揮できる人徳を持つ学友は最高の仲間でもあり、好敵手でもあります。さらに、このコースは少人数で構成されているため、入学当初から仲間意識が強く、相談しやすい関係が作られています。そのため、特に受動的ではなく能動的な学習が求められる演習形式の授業では、お互いに助け合い、学びを深めていけるのです。一方で、「ことば」について学んでいる特性上、日常会話内に授業で習ったことや教科書に登場する文学作品の言い回しをユーモアたっぷりに登場させる人が多く います。そのような学科はここ以外であまり見られないのではないでしょうか。 (早﨑爽葉 4 年)
主な進路
小・中・高等学校教員、大学院進学、企業等
特色ある科目
国語コース入門セミナー、国語科カリキュラム論、国語科教材論、日本語学概論、日本近代文学概論、日本古典文学概論、日本古典文学史、中国古典文基礎、中国古典文献概論、日本語教育概論、日本語音声、日本語文法、児童文学、中国古典文学概論
担当教員
- 齋藤 ひろみ
- 教授
- 教科領域指導
- 業績
- 白勢 彩子
- 教授
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 千田 洋幸
- 教授
- 国語科教育学
- 業績
- 中村 和弘
- 教授
- 国語科教育学
- 業績
- 疋田 雅昭
- 教授
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 湯浅 佳子
- 教授
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 大井田 義彰
- 特任教授
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 奥泉 香
- 特任教授
- 国語科教育学
- 業績
- 大澤 千恵子
- 准教授
- 国語科教育学
- 業績
- 小西 円
- 准教授
- 留学生センター
- 業績
- 斉藤 昭子
- 准教授
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 中村 純子
- 准教授
- 教科領域指導
- 業績
- 長谷川 真史
- 准教授
- 中国古典学
- 業績
- 宮本 淳子
- 准教授
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 石村 貴博
- 特任准教授
- 中国古典学
- 業績
- 谷 啓子
- 特任准教授
- 日本語教育学
- 業績
- 松崎 安子
- 特任准教授
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 伊藤 かおり
- 講師
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 川上 知里
- 講師
- 日本語学・日本文学
- 業績
- 篠崎 祐介
- 講師
- 国語科教育学
- 業績
学科資料
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