創基150周年記念式典・シンポジウムを開催

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 東京学芸大学は、去る11月4日、東京学芸大学芸術館に於いて創基150周年記念行事を挙行しました。記念行事は、式典・シンポジウムの二部構成で開催され、教育関係の行政担当者、近隣市の市長・教育長、近隣大学等の学長、産学連携先の関係者、名誉教授等、多くの本学関係者が広く一同に集う機会となりました。
 記念式典では、國分充学長から、1873年の東京府小学教則講習所開設からの創基150周年に至る変遷が語られ、2022年には我が国の教員養成を先導する教員養成フラッグシップ大学として指定されたことも踏まえ、有為の教育者を輩出するという本学の使命を受け継ぎ、我が国の教育のさらなる発展に資する大学として今後も粛々と歩を進めていくという決意が述べられました。続いて、安彦広斉文部科学大臣官房審議官(初等中等教育局担当)代読による盛山正仁文部科学大臣祝辞、浜佳葉子東京都教育委員会教育長による祝辞、髙谷昌宏株式会社おもちゃ王国代表取締役社長による祝辞が述べられました。
 第二部の記念シンポジウムでは、創基150周年記念事業実施委員会委員長である川手圭一本学副学長から開会の挨拶が述べられた後、卒業生からのお祝いのメッセージとして、WBC野球日本代表元監督であり、本年5月には本学で講演も行った栗山英樹氏及び2024年パリオリンピック柔道代表に選出されている角田夏実氏からのビデオメッセージが場内で流されました。
 引き続き、栗原卯田子氏(東京都立小石川中等教育学校元校長、成城中学校・高等学校元校長)により、「魅力ある学校を求めて~さまざまな学校経験こそわが財産~」と題した記念講演が行われ、本学附属高等学校及び学部、大学院の卒業・修了生でもある栗原氏の経験に基づく講演は、改めて教師の魅力を感じさせる貴重な機会となりました。
 続いて行われたパネルディスカッションでは、「東京学芸大学で学んだこと及びこれからの東京学芸大学に期待すること」をテーマとして、いずれも本学の卒業生・修了生である大村幸子氏(お茶の水女子大学附属小学校教諭)、増渕優花氏(国分寺市立第五小学校主任養護教諭)、葉一氏(教育系YouTuber)、清田浩伸氏(埼玉栄高等学校教諭)、安武由利子氏(北区飛鳥山博物館学芸員)がパネリストを務めました。コーディネータ役は佐々木幸寿本学理事・副学長が務め、各パネリストからの経験談を交えながら、本学での学びがどのように教育に関わる現場等で活かされてきたのか、また、今後、本学に期待すること等について、活発な意見交換が行われました。シンポジウム終了後も講演者及びパネリストたちを囲み、本学に縁のある関係者との間で和やかな交流が図られる等、本学の創基150周年を祝う意義深い一日となりました。

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式辞を述べる國分学長及び文部科学省安彦審議官、東京都浜教育長、おもちゃ王国髙谷代表取締役社長

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栗原氏による記念講演

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パネルディスカッションの様子(佐々木理事・副学長(左端)とパネリストの皆さん)

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創基150周年記念式典・シンポジウムチラシ