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連続講演会<第十四回>
多摩川の自然史
〜生物とそれを育む大地〜

 都会の喧噪の中を悠々と流れる多摩川。そこには、植物が繁茂し、動物が戯れる。都市化が進んでも、多摩川には自然が残されていて、人々の生活や憩いの源となっている。それは,多摩川ができた時から今日まで続いていて、また、将来もそうなのであろう。
 多摩川河床に露出する僅かな地層や出土する化石から、私たちが住む前の多摩川の自然が見えてくる。私たちに追われた動物、生きるための彼らの工夫、彼らや私たちを支える植物、私たちと自然との共生をはかることを考えさせてくれるのも多摩川なのである。

 多摩川にご関心・ご興味がある皆様、普段多摩川で活動されている皆様のご参加をお待ちしています。

日時 2007年1月31日(水) 14:30開演
[開演の30分前開場] 17:30終了
会場 東京学芸大学 環境教育実践施設 1F 多目的教室
【アクセスマップ】
参加費 無料
申込み FAX 042-329-7669
申し込み用紙に、希望する講演日、お名前、所属、ご連絡先を記入して、FAXにて送信してください。
 FAX申し込み用紙(PDFファイル:263.45KB)

FAXがご利用いただけない方は、メールでも申し込みを受け付けております。
下記の必要事項をご記入の上、送信してください。
■申し込みメールの必要事項■
[お名前]
[所属]
[ご連絡先(電話番号またはE-mail)]

申込み締切日 2007年1月29日(木)
プログラム

■14:30〜
開会・主催者あいさつ
松川 正樹
(東京学芸大学 環境科学分野 教授)

■14:45〜
講演1「多摩の自然と災害〜自然との共存をはかる」

講師:高橋 修
(東京学芸大学 宇宙地球科学分野 助教授)

講演2「動物の繁殖戦略」
講師:狩野 賢司
(東京学芸大学 生命科学分野 助教授)

講演3「植物雑学」
講師:犀川 政稔
(東京学芸大学 環境科学分野 教授)

講演4「100万年ほど前の東京の自然と生態系」
講師:松川 正樹
(東京学芸大学 環境科学分野 教授)

■17:30 終了

お問い合わせ 国立大学法人 東京学芸大学 環境教育実践施設
〒184-8501 東京都小金井市貫井北町4-1-1
TEL.042-329-7862/7861 FAX.042-329-7669
 
講師プロフィール
高橋 修(たかはし おさむ)
東京学芸大学 宇宙科学分野 助教授
 専門分野は地質古生物学で、放散虫化石およびそれを用いた日本列島付加体の造構層序を研究しています。近年は、現生放散虫のDNA解析を試み、化石と分子の双方の情報から放散虫や真核生物全体の進化を明らかにしようと研究に取り組んでいます。また、野外学習等を通して、自然災害から身を守るための科学的素養(リテラシー)を育成する実践研究も行っています。
狩野 賢司(かりの けんじ)
東京学芸大学 生命科学分野 助教授

学歴・職歴
1994: 学位・博士(農学)取得(九州大学大学院)
1995〜1997:  琉球大学熱帯生物圏研究センター中核的研究機関研究員
1997〜2000: 東京学芸大学教育学部講師
2000〜現在: 東京学芸大学教育学部助教授

主な研究分野
 動物の繁殖生態、とくに雌の配偶者選択を中心とした性淘汰に関する研究。その他に、雄の代替繁殖戦略・戦術、親による子の保護、性転換に関する研究など。近年は、雌の配偶者選択とそれに対する雄の騙し戦術、及び親による適応的な子の性比調節などがメインの研究テーマ。

犀川 政稔(さいかわ まさとし)
東京学芸大学 環境科学分野 教授

 大学に就任以来野外実習を担当してきました。肉食菌類が専門ですが、最近実習の資料が蓄積し高等植物の論文も書くようになりました。今回はその一部を「植物雑学」として話題提供したいと思います。去年、今年と学芸大学の紀要に以下のような植物に関する論文を書きました。タイトルは、「桜.その歴史と教科書での扱われ方」と、「シモバシラによる霜柱形成におけるいくつかの新知見」です。

松川 正樹(まつかわ まさき)
東京学芸大学 環境科学分野 教授
 化石と地層を基に,失われた過去を復元している.陸上の生態系の中に生息できる動物の個体数や動物種の出現,繁栄,絶滅の道筋を考察している.
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