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連続講演会<第十二回>
地球をスローダウンさせるハチドリの「ひとしずく」
〜アンニャ・ライトさんと語ろう、持続可能な未来へのビジョン

 環境活動家でシンガーソングライターのアンニャ・ライトさんが、自身の環境活動とその思想について、ライブを交えながら講演を行いました。

 アンニャさんは、「ディープエコロジー」哲学にもとづいた環境教育を実践しており、環境文化NGO「ナマケモノ倶楽部」の世話人であり、現在はオーストラリアで環境活動に取り組んでいます。

 講演では、アンニャさんが環境保護活動を始めたきっかけや、マレーシアでの熱帯林伐採に反対する活動、エクアドルでの持続可能なコミュニティづくり、オーストラリアでの市民による緑のアクションについて、歌の演奏を交えながら語られました。また「ナマケモノ倶楽部」の活動と、そのキャンペーンの一つである「ハチドリ計画」が紹介され、キャンペーンのテーマソングである「飛べ、クリキンディ」の歌の演奏がされました。

 講演の後、参加者を交えてのワークショップ「持続可能でスローな社会をつくるには?」が行われ、全員で輪をつくり、今回のテーマに関しての質疑応答や参加した感想が述べられました。

【予告ページ】

講演記録
講演「地球をスローダウンさせるハチドリの『ひとしずく』
〜アンニャ・ライトさんと語 ろう、持続可能な未来へのビジョン〜」(pdf:1.45MB)
講演「地球をスローダウンさせるハチドリの『ひとしずく』
〜アンニャ・ライトさんと語ろう、持続可能な未来へのビジョン〜」詳細(pdf:551.7KB)

日時 2006年12月13日(水) 15:00〜18:00
[開演の30分前開場] 
会場 東京学芸大学 環境教育実践施設 1F 多目的教室
【アクセスマップ】
参加者 33名(一般 15名、学生 18名)
プログラム

■15:00〜
開催・主催者あいさつ

■15:10〜
トーク&ライブ「GHN《国民総幸福)とハチドリのひとしずく」
講師:アンニャ・ライト  (Anja Light) (環境活動家、シンガーソングライター)
通訳: 佐野 淳也(東京学芸大学 環境学習研究員)

■16:00〜
質疑応答

■16:30〜
ワークショップ「持続可能でスローな社会をつくるには?」

■18:00〜
終了

参加者の感想

・ 「自分にできること」とても大切だと思いました。小さなことなら色々やっているけど、自分で満足できる「自分にできること」をこれから見つけようと思いました。

・ スローな社会は必要なのではなくて、「自由」が彼女の基本コンセプトだとわかった。全く賛成で、自分で自分のスローを!

・ 皆それぞれ身のまわりのことをまじめに考えているたくさんの人たちと出会えてうれしいです。まだまだ、日本をあきらめるのは早いと思いました。

・ 「環境を守る」と一口に言っても、色々な見方・アクセスの仕方があるんだと改めて感じました。“スロー”で社会が変わるか、とても興味があります。

 
講師プロフィール
環境活動家
シンガーソングライター

スウェーデンに生まれ、オーストラリアに育つ。
 10代より環境・反核活動家としてオーストラリア、マレーシア、日本などを中心に活躍。「ディープエコロジー」哲学にもとづく環境教育の実践でも知られる。1999年日本の仲間たちと環境文化NGO「ナマケモノ倶楽部」を結成、以来その世話人をつとめる。現在はオーストラリアで2児の母親業をこなしながら環境活動に取り組む。

Anja's Slow Mother Diary (ブログ)

CDに 『Voices for the Forest』 、 『Pacha Mama』、『Slow Mother Love』 がある。

佐野 淳也(さの じゅんや)
東京学芸大学 環境学習研究員
環境NGO職員、(財)国際開発高等教育機構(FASID)職員など経て現職。東京農工大学博士課程にも所属し、「日本におけるエコビレッジの可能性」をテーマにした研究を行なっている。スロービジネススクールやNPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)などの活動にも参加。共著書に『地球が危ない!』(幻冬舎、2002年)。
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