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応用1自然調査から地域の再発見 (2006年度後期)
○担当教員: 樋口 利彦 (総合教育科学系 環境教育実践施設 教授)
○曜日時限: 月曜 2限 / ○教室: 環境教育実践施設 多目的教室 / ○学年: 2年生
 ねらいと目標

 多摩の自然環境に焦点をあてながら、多摩の自然の特長を学び、「住みつづけたい地域」づくりと自然調査の関係を知る。自然環境調査の方法を学ぶ。そして、受講生が学んだことの普及を考える。マップ、ガイドブックなどの成果物をグループで検討し、少なくともそのたたき台を作成する。


 内容
 調べ方を講義するとともに、自然調査が地域づくりに発展した事例をゲストに講義していただく。基礎1、2で決めたフィールド1箇所に(多摩の「河川」、多摩の「林」、「都心」もしくは多摩地域の「まち」から1箇所)、少なくとも2回(2日)は出向き、その地域の人々と一緒に自然をテーマに地域調査を行う。マップやガイドブックなどの成果物の構想をかため、原案を作成する。このフィールドワークは応用2と連携することになるが、フィールドワークは土曜日または日曜日に設定される。「都心」のフィールドワークの2回(2日)のうち1回(1日)は、谷中芸工展見学のため、秋休み(9月末〜10月上旬)に実施する。最後に、各グループの学習を共有するために発表会を行う。

 参考文献

● 生態学からみた里やまの自然と保護 (日本自然保護協会編集、講談社サイエンティフィック)

● 里山の環境学 (武内・鷲谷・恒川 編著) (東京大学出版会) 2001年

● 雑木林をつくる (倉本・内城編著) 百水社、1997年


 授業スケジュール

1. 自然環境をどのように調べるのか1(緑地、地図や写真の活用) 

2. 自然環境をどのように調べるのか2(緑地、現場での観察)   

3. 自然環境をどのように調べるのか3(水辺)      

4. 自然調査は地域づくりにどのように役立つのか(事例報告)     

5. 多摩の林の環境調査と地域づくりの事例    

6. 多摩の河川の環境調査と地域づくりの事例  

7. 人々はなぜ自然に関わるのか     

8. フィールドワーク(基礎1、2で決めたフィールドに(多摩の「河川」、多摩の「林」)、少なくとも2回は出向き、その地域の人々と一緒に自然をテーマに地域調査を行う。マップやガイドブックなどの成果物の構想をかため、原案を作成する。)

9. まとめと発表(フィールド学習の成果を他の人に伝える)

 トピックス

 ● 2006年6月18日(日) 狭山緑地でのフィールドワーク
 残念ながらの雨天ではありましたが、「狭山緑地雑木林の会」の皆さんに狭山緑地を案内していただきました。

 緑地内の竹の除伐を実際に行ったり、まき割りマシーンも経験しました。たくさんのメンバーの方のご協力のもと、1日中、3グループに分かれての活動だったため、各自が会員の方と密に話をすることができていたようです。学生がそれぞれの視点から、 雑木林の管理と今後の課題等について、緑地全体について、感想を口にしていました。

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