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民族植物学 (2007年度後期)
○担当教員: 木下 武司 (帝京大学 薬学部 教授)
○曜日時限: 火曜 3限 / ○教室: N棟 204教室 / ○学年: 1年生
 ねらいと目標

 文明の興亡に植物遺伝資源が大きく関わっている事例を通して生物多様性、遺伝資源およびその存在基盤たる地球環境保全の重要性を認識し、植物資源の持続的利用の可能性について考える。 


 内容

 人間と植物の関わりが文化、文明の構築に大きく関わってきたこと、植物環境の激変が文明や民族の興亡になりうることを解説する。また、日本人と植物との伝統的相関を里山を例にあげて説明する。 


 参考文献

随時、プリントを配布する。 


 授業スケジュール
1.民族植物学とは何か:目的と意義

2.植物相と植生について

3.生物多様性、遺伝資源と民族植物学

4.植生遷移から見た日本の歴史

5.里山の民族植物学:里山とは?

6.里山の民族植物学:文献に見る武蔵野の生態系

7.里山の民族植物学:里山の役割

8.農耕文化の起源:四大農耕文化論

9.根菜農耕文化:最古の農耕文化、縄文時代に農耕はあったか

10.サバンナ農耕文化:日本文化の基層稲作農耕の起源と伝播

11.地中海農耕文化:西洋文化の基層麦作の起源

12.新大陸農耕文化:旧世界と隔絶して発達した農耕文化とその世界文明へのインパクト

13.伝統医学の民族植物学:本草学と漢方医学

14.創薬における民族植物学の役割

15.まとめの議論

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