プロジェクト科目「植物と人々の博物館づくり」の序論である。環境学習の場としてのエコミュージアム日本村と植物と人々の博物館の構想について理解を深める。
エコミュージアムの基本構造である、コア博物館(core-museum)、発見の小道(discovery trail)、学習の場所(satellite-museum)の意義を学ぶ。国立公園の管理運営についてアメリカのヨセミテ国立公園を事例に学ぶ。植物園の管理運営についてイギリスの王立キュー植物園を事例に学ぶ。民族植物学の方法論から山村において植物と人々のかかわり方の学習方法を学ぶ。
● C.コットン、2002、「民族植物学」、木俣・石川訳 2004、八坂書房。
● 木俣・藤村共編、2005、「持続可能な社会のための環境学習」、培風館。
エコミュージアムや博物館学関係の文献は紹介する。
1 エコミュージアムとは何か
2 エコミュージアム日本村構想
3 植物と人々の博物館の現況
4 王立キュー植物園の紹介
5 ヨセミテ国立公園の紹介
6 ELF環境学習プログラムの概説
7 民族植物学の手法の概説
8 植物標本の作り方
9 民具の整理の仕方
10 聞き取り調査の仕方
11 小菅村1日バス巡検
12〜15 まとめの実習作業