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アドミッションポリシー(学部)

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アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

教育学部共通

 東京学芸大学は、豊かな教養と広い視野をもち、教育の諸課題や人間の発達についての深い理解と、専門的な学識・技能をもって、社会のさまざまな分野で教育的、協働的な実践を進めることができ、未来を切り拓くことができる「有為の教育者」を志す人を求めています。

 このため、本学では学生が次のような目標をもって、大学の講義や演習、実習(教育実習等)、実験や自主ゼミナールに意欲的に取り組み、更にサークル活動、インターンシップ、ボランティア活動、海外や実社会での各種の体験活動等を通して、有意義で密度の濃い大学生活を送ることを期待します。

  1. 深い教養と豊かな知識を身に付け、知的な創造力や探究心を磨き、教科等の専門的な学びを深めること
  2. 子どもに対する愛情と教える喜びを育むこと
  3. 社会の変化や多様な教育課題に関心を持ち、学校や社会をより良く変革する力を育むこと
  4. 柔軟な感性と豊かなコミュニケーション能力、他者と協働する力や困難な諸課題にしなやかに対応する力を育むこと
  5. 共生社会の実現に貢献し、国際的視野を身に付けること

 本学は「有為の教育者」として直接に人間とかかわる人材を養成することから、入学者に対しては、特に、教師や教育支援人材への志望意欲を有していることを求めています。その上で、以下に述べるような各課程・専攻の教育内容に関わる学修を高等学校段階までに達成しているのみならず、多様な人々との豊富な相互交流の経験を有していることを期待しています。

 本学は、一般選抜(前期日程)、一般選抜(後期日程)、学校推薦型選抜等の方法で入学者の選抜を行います。

 一般選抜(前期日程)では、大学入学共通テストを利用し、教育者を目指すにあたり基礎的な学習到達度を評価するとともに、教師又は教育支援人材への意欲・適性及び各課程・専攻・コースに必要とされる知識・技能及び思考力・判断力・表現力等や主体的に学習に取り組む態度を学科試験や実技試験、面接や小論文により評価します。

 また、一般選抜(後期日程)では、前期日程同様大学入学共通テストを利用し、教育者を目指すにあたり基礎的な学習到達度を評価するとともに、教師又は教育支援人材への意欲・適性及び各課程・専攻・コースに必要とされる知識・技能及び思考力・判断力・表現力等や主体的に学習に取り組む態度を面接や小論文、実技試験により評価します。

 学校推薦型選抜では、各課程・専攻・コースにおいて面接や小論文、実技試験を行い、教育者になる強い意欲を有するかを評価するとともに、必要とされる知識・技能及び思考力・判断力・表現力等や主体的に学習に取り組む態度を有するかを評価します。

 この他、スーパーアスリート推薦選抜、帰国生選抜、私費外国人留学生選抜、国際バカロレア選抜など、多様な選抜方法によって、多様な人材を受け入れることを目指しています。

学校教育教員養成課程

 〈初等教育専攻(A類)〉

 本専攻は、小学校の全教科等に関する幅広い知識・技能・指導力とともに、特定の教科や横断的領域に関する専門性をも兼ね備えた小学校の教師、または幼児教育の専門的知識・技能・指導力を備えた幼稚園の教師の養成を目的としています。

 なお、日本の小学校においては、教科担任制が一部で導入されているものの、基本的に全科担任となっており、また、幼稚園においては、領域を総合的に指導する担任制となっていることから、本専攻の入学者に対しては、どのコース(プログラム)においても、小学校・幼稚園で扱う教育内容に関連する諸科目等を高等学校段階まで幅広く学修し、教科等の指導の前提となる知識・技能を満遍なく身に付けていることを期待しています。

 〈中等教育専攻(B類)〉

 本専攻は、中学校・高等学校の教科に関する高度な専門性と、優れた実践力を兼ね備えた教師を養成することを目的としています。

 なお、日本の中学校・高等学校においては、基本的に教科ごとの担任制となっていることから、本専攻の入学者に対しては、それぞれのコースにおいて養成する教師の担当教科に関連する諸科目を高等学校段階まで学修し、教科の指導の前提となる知識・技能を満遍なく身に付けていることを期待しています。

 〈特別支援教育専攻(C類)〉

 本専攻は、特別支援教育全般とともに、聴覚障害、言語障害、知的発達障害、学習障害に関する高い専門性と優れた実践力を兼ね備えた教育者の養成を目的としています。

 なお、日本の特別支援学校においては、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に準ずる教育を施すことから、本専攻の入学者に対しては、それぞれの学校で扱う教育内容に関連する諸科目等を高等学校まで学修し、教科等の指導の前提となる知識・技能を満遍なく身に付けていることを期待しています。

 〈養護教育専攻(D類)〉

 本専攻は、子どもの多様で複雑な健康課題に対応し、発達段階を踏まえて心とからだの両面から子どもの健康支援ができる養護教諭の養成を目的としています。

 養護教諭になるには、児童生徒、教職員の実態に即した健康相談や健康教育、保健指導等が実践できる専門的知識と技術を、大学4年間で身に付ける必要があります。そこで本専攻では、人間の健康や病気を理解する基礎力として、大学入学までに、特に「生物」と「保健」をしっかり学修して、入学されることを期待しています。

教育支援課程

 〈教育支援専攻(E類)〉

 教育をめぐる現在の日本の社会状況は非常に複雑なものとなっています。そのため、学校・家庭・地域が連携しつつ、教育の営みを幅広く支援していく必要があります。

 本専攻では、教育の基礎知識や教育に関する諸課題についての知識、教育支援の専門知識、ならびに協働力・ネットワーク力・マネジメント力を習得することを通じて、学校現場と協働して、様々な現代的教育課題の解決を支援する意欲と能力を備え、自ら考え行動できる教育支援人材を養成します。

 そこで本専攻では、このような教育理念に共鳴するとともに、様々な教育現場をフィールドにして高度の実践力を身に付け、将来、学校、地域、教育行政、教育関連企業、教育関連NPO等の場で教育支援人材として活躍することに、強い意志と意欲を持って学ぼうとする人を求めています。

 なお、本専攻の入学者に対しては、高等学校段階までの各教科などの基礎的な学力をもとに、教育・人間・社会・文化・スポーツ・情報などに関する問題や課題に広く関心を寄せ、それらに取り組む意欲や態度を有していることを期待しています。

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