学び合いの言葉
『体育を出発点に教育を考える』
選修の特色
小学校で教えるさまざまな教科の中から、特に体育を専門的に学ぶことを柱にして小学校教員を養成しているのが本選修です。講義と実技の双方からなる多種多様な授業を通じて、教育全体の理解へ迫ります。
こんな授業があります
【野外環境教育実習】は大学を離れて学外で実施される宿泊型の実習で、夏季と冬季、それぞれフィールドをかえて行われます。ともに自然体験活動・学習を通じて、「自然環境」や「他存在」、そして「自己」への肯定的な認識拡大という教育効果についての理解を深めることが目的で、キャンプ実習や雪山体験とは大きく異なることに一つの特徴があります。こうした実習もすべて「教育全体の理解」へ迫るという本選修のめざすところを支える重要な授業です。
在学生から
この選修は、体育を深く学びながら小学校教員をめざしていきます。「子どもが好き」「運動が好き」。この思いが、4年間の大学生活をより実りのあるものにしてくれます。体育授業で当たり前のように行われていることの効果を検証してみたり、さまざまな種目を実践的かつ理論的に学びます。体育に対する意識がさらに高まるような環境がこの選修にはあります。
私は小学校体育におけるボールゲームについての研究をしています。この研究に取り組むきっかけは3年時に行う教育実習でした。ボールゲームの授業を行って、体育授業の面白さと難しさの両面を感じました。「もっと子どもたちと楽しく学べる体育授業がしたい!」ここで得た課題意識が今の研究につながっています。
主な進路
都道府県教員、私立学校教員、日本人学校教員、大学院進学、官公庁、企業等