学び合いの言葉
心を知る教師が教育を変える
特色
学校心理プログラムでは、学習や生活全体にわたる、児童生徒の「生きる力」を育むために教師として必要な心理学の専門知識を学習します。学力を高め、発達障害を含む発達の個人差に対応し、いじめや不登校のないクラスづくりを進めるなど、多様な教育課題に取り組むために役立つ心のしくみについての専門知識と実践力を育成します。
学科ウェブサイト
4年間の学び
学校心理プログラムでは、人の記憶・学習・理解・動機づけのメカニズムを解明する「教授・学習、認知心理学」により、子どもが学習につまずいたときに、具体的な支援の方法を示すことができます。「社会心理学」により、子どもが互いに尊重し合い、個性の輝くクラスをつくることができます。「発達心理学」により、学年に応じた心の成長を理解することができます。「臨床心理学」により、子どもが悩んでいるときに、心の声に耳を傾けることができます。
小学校教員免許への道のりは、1年次の「教職入門」、2年次からの各教科の「教科教育法」、「授業観察演習」、3年次で「教育実地研究Ⅰ」(附属学校での教育実習)、さらに4年次で「教育実地研究Ⅱ」(協力学校での教育実習)へと続きます。学校心理学の道のりは、1年次の「心理学概論」と「心理学統計法」に始まり、2年次には、「授業実践の心理学」や心理学各領域の概論、さまざまな心理学研究技法の授業があります。3年次には各心理学の演習科目と「教育心理学実験」があり、研究室配属、そして、4年次での卒業研究と続きます。2つの道のりはお互いに独立ではなく、1年次からの学校見学や教育実習などで問題意識を育み、それを解決する心理学の研究方法と専門知識を学び、さらに、教育実習などに生かして行くという、「スパイラルな学び」により実践的な力をつけることができます。
先輩からのメッセージ
私は、学校心理プログラムでの学びを通して、教育に関する問題や教科教育を心理学的な観点から捉え、考えられるようになったと感じています。近年、学校はいじめや不登校など様々な問題を抱えています。このような問題に対し、子どもの心に寄り添った支援を行うために本プログラムでの学びを活かすことができます。また、近年求められている「主体的・対話的で深い学び」を実現させるためには、学びの主体である子どもに寄り添うことが必須であり、心理学的な視点は欠かせないものです。「心理学」という強みを持っていることは、教員になる上で重要な武器になります。心理学の視点を活かして、子 どもを支え、成長させられる教員を目指しませんか。(田中ゆりの 2023 年度卒業生)
主な進路
幼稚園教員・小・中・高等学校教員、大学院進学、地方公務員等
特色ある科目
3 年春学期の「教育心理学実験」では、「教授・学習、認知心理学」「社会心理学」「発達心理学」「臨床心理学」の各領域からテーマを選び、統計法、実験法、質問紙調査法などの技法を駆使して自分たちで研究を仕上げます。
担当教員
- 池田 一成
- 教授
- 特別支援教育・教育臨床サポートセンター
- 業績
- 工藤 浩二
- 教授
- 臨床心理学
- 業績
- 杉森 伸吉
- 教授
- 学校心理学
- 業績
- 関口 貴裕
- 教授
- 学校心理学
- 業績
- 橋本 創一
- 教授
- 特別支援教育・教育臨床サポートセンター
- 業績
- 犬塚 美輪
- 准教授
- 学校心理学
- 業績
- 梶井 芳明
- 准教授
- 学校心理学
- 業績
- 品田 瑞穂
- 准教授
- 学校心理学
- 業績
- 江角 周子
- 講師
- 臨床心理学
- 業績
- 松山 康成
- 講師
- 学校心理学
- 業績
- 太田 絵梨子
- 特任講師
- 学校心理学
- 業績
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