東京学芸大学は、詩人谷川俊太郎氏から自作の詩による合唱作品の楽譜の寄贈を受けました。これを受け、附属図書館では音楽科教育学の中地雅之研究室との共同で、３００点以上の楽譜と詩集などの関連資料を整理し、谷川俊太郎合唱コレクション文庫≪声のオーロラ≫として公開することとなりました。これを記念して11月５日に、オープニングセレモニーを開催いたしました。
セレモニーでは、学生らによる合唱『サッカーによせて』から始まり、谷川氏の詩による合唱の演奏や詩の朗読などが行われました。中にはスペイン語や中国語に翻訳された谷川氏の詩を、留学生が朗読するパフォーマンスもりました。中地雅之教授からは、谷川氏から楽譜を寄贈された経緯や、合唱曲に関する解説などがあり、参加者は文庫に関する知識を深め、コレクション公開の意義を知ることができました。セレモニー終了後は中地教授の説明のもと、実際の楽譜や詩集を手に取り、文庫を見学しました。
文庫公開を記念した特別展示は、12月26日まで附属図書館で開催しています。

＜セレモニー概要＞
【日時】令和元年11月5日(火)　14:00～15：00
【場所】東京学芸大学　附属図書館　1階グローバルコモンズ
【プログラム】
◯ 合唱「サッカーによせて」
◯ 学長挨拶
◯ 文庫解説　中地雅之（本学音楽科教育学研究室 教授）
◯ 谷川俊太郎氏の詩による朗読と合唱
　・朗読「合唱」（日本語・スペイン語）　
　・朗読「はる」（日本語・中国語）
　・朗読と合唱「ありがとう」
　・朗読と合唱「春に」
◯　図書館長挨拶
◯ 文庫見学 (２階：展示スペース)