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東京学芸大学教育インキュベーションセンター・デジタルフォーラム
「Post-COVID-19の教育とICT」(全5回予定)

事前シンポジウム(フォーラム第0回)

「今、「つながること」をどう支えられるのか-臨時休校や解除後の「学校」とICTの具体的な取り組み方について考える-」

 新型コロナ感染症が広がり、ほとんどの学校は休業を余儀なくされました。このときに注目されたのは「ICT」でした。そもそも「学び」は、「人・こと・もの」との出会いの中で営まれます。学校の休業は、このような「出会い」=「つながり」を喪失させました。その中で、まずは「つながり」を担う道具としてICTが大きな期待を集めました。
 もとより、ICTは一方で、デジタル化する今後の社会の核心を担う要素の一つであり、教育におけるデータ利活用を進め、教育を新しい次元に先導するものでもありました。
 しかし、分散登校やソーシャルディスタンスの確保など新しい学校での生活様式(「ニュー・ノーマル」)が求められ、他方では第二波・第三波の感染拡大も予想される中で、一過的なものとしてではなく、学校でICTについてどう捉え、具体的にどのように利活用したり、さらには「アフター・コロナ」「ポスト・コロナ」の学校改革に結びつけていくとよいのでしょうか。
 東京学芸大学教育インキュベーションセンターでは、このような課題意識にもとづいて、令和2年5月10日(日)に、「今、「つながること」をどう支えられるのか-臨時休校や解除後の「学校」とICTの具体的な取り組み方について考える-」と題した非公開のオンライン・シンポジウムを開催しました。また、ここでの議論を起点として、「Post-COVID-19の教育とICT」をテーマに、10月までの間に5回程度のデジタルフォーラムを開催することを計画いたしました。
 こうした取り組みの問題意識を広くお知らせするために、5月10日(日)に行われました非公開のオンライン・シンポジウムを、先行して改めて公開することといたしました。話し合う場だけを急ぎ準備し、タイミングを重視して開催したものだけに、不正確な発言やラフな部分も目につくかもしれませんが、趣旨をご理解いただき、何卒ご容赦いただけましたら幸いです。「つなぐこと」や「データ化し利活用すること」に長けた道具であるICTは、教育と社会を今後どう変えていくのか、学校現場を具体的に見据えながら、多くの方々とともに考えて参りたいと思います。

東京学芸大学 教育インキュベーションセンター長
松田 恵示


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